ULSSASとは?SNSを意識したマーケティング

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ULSSAS SNSを意識したマーケティング

急速にSNSが発達する中で、ホテルや旅館のマーケティング方法の選択肢が大きく広がり、何が最も消費者の心をつかむのかを判断することも難しくなってきました。
従来のマーケティング方法の見直しを迫られているところもあるでしょう。

本記事では、SNS時代の購買行動の特徴をあらわしたULSSASについて解説します。

ULSSASとは?

ULSSASという言葉をご存知でしょうか?
SNSを通した購買活動に関する要素を6つに分けると、以下の通りになると言われています。

UGC(ユーザーが生成したコンテンツ)

UGCとは、User Generated Contentsの頭文字を取ったもので、ホテルや旅館の公式アカウントが発した情報ではなく、一般のユーザーが投稿したコンテンツのことです。

実際に宿泊した人の投稿は公式情報よりも信頼される傾向にあります。

UGCをうまく活用すれば、従来の広告よりも低コストで運用できるだけでなく、UGCに魅かれて宿泊したユーザーが投稿した画像がさらに新たな顧客を生むというように、連鎖的な集客が期待できます。

Like(いいね)

SNSで好ましい投稿を見つけると、「いいね」をしてその投稿を支持するというシステムがあります。
「いいね」が多い投稿は信頼性が高いとみなされ、ユーザーの目に触れやすくなる仕組みになっています。

公式アカウントに掲載する写真やUGCの活用を工夫することで、より効果的なSNSマーケティングを行うことができます。

Search1(SNSでの検索)

SNSは、フォローしたアカウントを観覧するだけでなく、ユーザーが知りたい情報を検索することもできます。
ハッシュタグなどをうまく利用して、ユーザーの検索でヒットするような工夫も必要です。

Search2(検索エンジンでの検索)

顧客は、SNSである程度情報を収集したら、次はGoogleなどの検索エンジンを利用して、そのホテルや旅館の子細な情報をリサーチしていきます。

宿泊動機はSNSによるものが大きいかもしれませんが、最終的に予約を入れるかどうかは、検索エンジンでヒットした具体的な情報をもとに判断されます。

SNSでのマーケティングに加えて、ホームページなど詳しい情報を載せる媒体でもしっかりとした戦略を立てる必要があるのです。

Action(購買)

SNS、ホームページ、口コミサイトなどの情報を比較検討したうえで、顧客は宿泊予約を入れます。

マーケティング戦略も重要ですが、顧客に快適なホテルステイを提供することが最も大切なことです。
素敵な旅の思い出を作ってもらえるように、日々運営体制を見直しましょう。

Spread(拡散)

実際に宿泊した顧客は、そのホテルや旅館のようすを写真や動画とともにSNSに投稿します。
その顧客がアップしたUGCが、また新たな顧客を呼び寄せるのです。

これら6つの要素の頭文字を取ったものが、ULSSASです。
顧客がそのホテルや旅館の存在を認知してから宿泊予約をし、さらに滞在中の予約を拡散するところまでの一連の購買活動を把握することで、SNSのマーケティング戦略がより立案しやすくなるでしょう。

SNS時代と購買活動

SNSの普及により、ユーザーは自分から探しに行かずとも受動的に興味関心が高いとされる情報を得られるようになりました。
ホテルや旅館の側からしても、宿泊の可能性が高い顧客に絞って広告や宣伝の活動をすることが容易になったのです。

また、SNSはユーザーの投稿を中心に成り立っていることも大きな特徴です。
改まって口コミやレビューを書いてくださるお客様は少ないかもしれませんが、SNSでは気軽に投稿することが可能であり、フォロワーから支持を受けるためにむしろ積極的に旅行の様子を投稿するユーザーが多いです。

そしてSNSの最大の武器はその情報拡散能力の高さにあります。
フォロワーを多数抱えるユーザーの影響力には目を見張るものがあり、メディア広告などよりもはるかに高い宣伝効果を得られるのです。

SNSによって商品の存在を知り、SNSによってその使用感を共有するという現代の一連の購買活動の流れは、慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、ユーザー側からのアクションを取り入れることができ、それが運営改善につながることもあります。

消費者の声を聴くという意味でも、SNSはとても便利なツールです。

SNSとホテル・旅館

ホテルや旅館は、館内の様子が文字だけでは伝わりづらいこともあります。
そのため、写真や動画での投稿がメインであるInstagramなどのSNSと非常に相性が良い傾向にあります。

SNSを積極的に活用すれば、効果的に、より多くの人にそのホテルや旅館の魅力を知ってもらうことができるのです。

ホテルや旅館においてULSSASを意識した戦略を展開するには、まずは思わずSNSでフォロワーと共有したくなるような写真スポットや食事の盛り付けに力を入れる必要があります。

また、ホテルや旅館の公式アカウントの運用にも工夫が必要です。
定期的に館内のようすやイベントの告知を投稿することはもちろん、積極的にUGCを採り上げていくとより効果的です。

まとめ

ULSSASについて解説しました。

SNSを通した消費者の購買活動の流れを知ることで、効果的なマーケティング戦略を考えていきましょう!

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