意外と市場が大きい!ひとり旅の旅行客へのホテルマーケティング

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ひとり旅の旅行客へのホテルマーケティング

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により人と会うことも難しくなってしまう中で、さまざまなことをひとりで楽しもうという動きが活発になりました。
行動制限が緩和された今でも、ひとりで行動することを基本にしている人は多く、旅行も例外ではありません。

本記事では、増え続けるひとり旅の旅行客へ向けたホテルマーケティングについて解説していきます。

「ソロ活」について

「ソロ活」という言葉をご存知でしょうか。

「ソロ活」とは、ショッピング、食事、旅行などをひとりで自由気ままに楽しむことを言います。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限の延長で、今もなお大勢で行動することを避ける風潮が続いています。
そんななか、今まで友人たちとともにしていたことを、ひとりきりでもやりたいと思うようになり、実践に移してみると意外とハマったという人が増えています。

ひとりで行動していると、誰かといるときよりも自由に行動することができ、また周りに合わせて何かを食べたり購入したりする必要がないため、お金の節約にもつながるのです。

また、気の赴くままにのんびりと行動できる「ソロ活」は、誰かと行動しているときにはできないことや、見つけられない発見で満ちた新鮮なものになるでしょう。
ひとりで行動することで、自分自身の内面と向き合うことができ、対人関係のストレスを癒すことができます。

ひとり旅増加の背景

「ソロ活」が世間的地位を確立していくなかで、ひとり旅をする人は、もはや年齢や性別を超えて増加し続けています。

ひとり旅は、決して孤独感や友人関係の希薄さを表すようなものではなく、1人きりで行動することがかっこいいという憧れの対象にもなりつつあるのです。

旅行をしている人の約20パーセントをひとり旅が占めていると言われており、ひとり旅の経験がある人は全体の約8割にも上ると言われています。
とくに20代や30代の若い世代がひとり旅を好む傾向にあります。

SNSの普及により、1人で旅行をしていても孤独に感じないというのもひとり旅普及のポイントなのかもしれません。

また、ひとり旅をしている人のなかには、友人が誘えなかったから仕方なくひとりでいる人や何か明確な目的がある人は少なく、「ひとりで旅行すること」自体を目的にしている人がほとんどであるようです。

ひと昔前に比べるとひとりでふらりと訪れることができる施設も増えましたから、ひとりで旅行をすることがより手軽になっているところもひとり旅をする人が増加する背景にあると言えます。

ひとり旅とホテル・旅館

ひとり旅をする人は、ホテルや旅館といった宿泊施設を、どのような基準で選んでいるのでしょうか。

まず大切なのは、ひとりで宿泊しても周りの目を気にしなくても良いという環境が整っているかどうかです。

たとえば、周りが家族連ればかりであったり、騒がしかったりすると、ひとり旅の旅行客は肩身の狭い思いをし、過ごしづらくなってしまいます。

とくに食事会場では周囲と自分自身を比較してしまいがちです。
ひとりでも食事を楽しむことができるよう、お部屋や個室でも食事ができるような環境づくりが大切です。

近年では若い女性のひとり旅も増えてきています。
若い女性も安全で安心な一人旅が楽しめるように、お部屋やエントランスのセキュリティを強化することはもちろん、駅や観光地から安全にホテルや旅館までたどり着くことができるように、無料の送迎バスの運営なども視野にいれておくと良いでしょう。

また、ひとり旅では従来の旅行スタイル以上に旅の目的がそれぞれ異なってきます。
趣味を満喫するために旅行をする人もいれば、日常の疲れを癒してリフレッシュするために旅行をする人もいるでしょう。

それぞれの細かいニーズにできる限り応えていくことが重要になってきます。
いくつかのパターンに分類してそれぞれのターゲットに応じたプランを用意しておくと、お客様も自分の目的に合わせて快適なひとり旅を楽しむことができるでしょう。

さらに、ひとり旅の計画を考えている人のほとんどがSNSを利用して情報収集を行っています。
ターゲットの目に留まるような魅力的なコンテンツを日々投稿していき、ハッシュタグなどもうまく活用して広く拡散してもらえるようにしましょう。

OTAなどの口コミを見て判断する人もいるので、口コミ管理も怠ってはいけません。

ひとり旅の旅行客を受け入れるメリット

ひとり旅の旅行客をホテルや旅館で受け入れる最大のメリットは、平日に宿泊していただいたり連泊していただけたりするところにあります。

誰かと旅行に行く際は、お互いの予定が合う日程を調整するため、どうしても土日に偏ってしまったり、連泊が難しくなってしまったりします。
それに対して、ひとり旅ならば自分の仕事のスケジュールを調整すれば良いだけなので、旅程をある程度自由に組めるのです。

また、ひとり旅の旅行客は比較的リピーターになっていただける確率が高いところも、受け入れるメリットの一つと言えるでしょう。

まとめ

ひとり旅の旅行客に対するホテルマーケティングについて解説しました。
さまざまなニーズに対応していくことで、宿泊客数の増加につなげていきましょう。

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