さりげなくアピールできる!プロダクトプレイスメント

マーケティング

新聞やインターネットなどに広告や宣伝を打ち出すためには、掲載料というものが必要になってきます。
これは決して少なくないお金です。

しかし、はたして、広告料や宣伝料を上回る利益が、それによって生み出されているのでしょうか?

本記事では、新聞やインターネットに広告や宣伝を載せるよりも効果が高いと言われる、プロダクトプレイスメントについてご紹介します。

プロダクトプレイスメントとは?

プロダクトプレイスメントとは、映画やドラマ、アニメなどの舞台に実際の観光地を用いたり、小物に自社製品を使ってもらったりして、さりげなく観光地や商品を宣伝することです。
最近では、アニメの舞台となったスポットを巡ることを「聖地巡礼」などと呼んだりしますが、その経済効果ははかり知れません。

プロダクトプレイスメント歴史は意外と古く、1982年のアメリカ映画『E.T.』にあると言われています。
作中で少女がE.T.にあげたキャンディーが爆発的にヒットしたそうです。
数年前のアメリカのプロダクトプレイスメントの市場規模は、約1兆2500億円であったそうです。

日本でも、最近の例で行くと、京都アニメーションの『らき☆すた』『涼宮ハルヒの憂鬱』や、新海誠監督の『君の名は』『天気の子』などは社会現象を巻き起こし、地方観光に大きな影響を与えました。

ひと昔前は、映画を見に行く人が減少し、インターネットの動画投稿サイトの急速な普及によりテレビでドラマを見る人も少なくなってしまって、プロダクトプレイスメントにはあまり意味がないと言われたこともありました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により動画のサブスクリプションサービスやテレビのオンデマンドサイトが爆発的に広まったことにより、映画やドラマのプロダクトプレイスメントも再び大きな注目を集めています。

プロダクトプレイスメントは、新聞やインターネットの広告や宣伝に比べると押し付けるような感じがなく、物語を見る人の頭の中に自然と入ってくるので、比較的宣伝効果が高いと言えます。

プロダクトプレイスメントは、最近再び注目を集めているのです。

プロダクトプレイスメントの効果

物語のなかでは、登場人物たちが自然に自社製品を使用したり飲食したりし、そこで生活を営んで、生きています。
そのためプロダクトプレイスメントでは、「広告を見せられている」という感じがなく、抵抗感なく宣伝ができるのです。

録画機が普及してからは、テレビCMを飛ばしてドラマなどを見る人も多く、最近よく見かけるようになったインターネット上のバナー広告なども鬱陶しいと感じてしまう人がほとんどです。
いちど鬱陶しいと思ってしまうと、なかなか広告や宣伝が頭に入らなくなるばかりか、抵抗感からマイナスのイメージを植え付けてしまう可能性もあります。
さりげなく画面に映し出される商品や景色は、逆に「あれは何という名前の商品だろう」「このロケ地は何という場所なのだろう」と好奇心をもって調べてくれることもあります。

また、プロダクトプレイスメントが効果を発揮するのは、は映画やドラマ、アニメといった多くの人がかかわるような公の創作物に限りません。
InstagramやYouTubeといったSNS上のインフルエンサーが発信した情報のなかにさりげなく置いてある小物や背景も大きな注目を集めることがあります。
「映画やドラマの舞台に使ってほしい」と依頼することは難しいかもしれませんが、インフルエンサーに「ここで撮った写真をSNSにアップしてほしい」とお願いすることならばまだしやすいかもしれません。

プロダクトプレイスメントと観光

どのような映画やドラマでも実写ならばロケ地が必要ですし、アニメも背景を現実の風景に忠実に再現しているものが多く、プロダクトプレイスメントと、ホテルや旅館をはじめとする観光業は非常に相性が良いと言われています。

もともと観光地であるところが舞台になっている作品も多いですが、今まで注目を浴びてこなかった田舎の町や、昔に廃れてしまった温泉街が舞台となり、一気に観光客が押し寄せた例もあります。
北海道では、中国映画の影響でチャーター便がひとつ出来上がったほどです。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、国内外での旅行需要が高まりつつあります。
また、いわゆる「巣ごもり」の期間に、サブスクリプションサービスで映画やドラマ、アニメなどを見て、「ここに行ってみたい」という場所をたくさん持っている人も多いはずです。

プロダクトプレイスメントによる観光需要は確かに大きなメリットであると言えますが、一方でオーバーツーリズムを引き起こすという問題点もあります。

まとめ

プロダクトプレイスメントについて解説しました。

さりげなく、しかししっかりと効果のあるプロダクトプレイスメントは、顧客が見てくれるかどうかわからない新聞やインターネットの広告や宣伝よりも効果的と言える場合があります。
そのホテルや旅館が位置する観光地を舞台にした創作物が発表されたら、内容に目を通して広告や宣伝に活かしてみてはいかがでしょうか。

また、SNS上のインフルエンサーに写真や動画の背景として使ってもらうなど、こちらからお願いしてみるのもいいかもしれません。

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