インバウンド需要の増加を見越して!訪日外国人観光客向けの宣伝・広告

マーケティング

インバウンド需要 訪日外国人観光客向けの宣伝・広告

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により長い間海外との行き来を遮断していた日本でしたが、最近になってようやく渡航制限が緩和され、再び外国人観光客が多く訪れるようになりました。

一定期間日本に入国することができなかったからこそ、海外からの日本に対する憧れのようなものが大きくなっています。
2022年には旅行したい国1位に輝いたことも大きな話題となりました。

本記事では、増え続ける訪日外国人観光客向けの宣伝や広告について解説します。

インバウンドとは?

「インバウンド」は英語ではinboundとつづり、直訳すると「中に入ってくる」という意味になりますが、おもに「訪日外国人観光客」のことを指します。

わが国で諸外国に向けた観光施策を司る観光庁が発足したのは2008年、中国人観光客による「爆買い」という言葉が生まれたのは2015年のことでした。

少子高齢化が進む日本では、国内の需要が大きく落ち込むことが予想され、ホテルや旅館では特に、その分を訪日外国人観光客による収益で補う必要があります。

日本ではなく、海外からの顧客は、言語が違うのももちろんですが、ホテルや旅館に求めるものも全く違います。
外国人向けの宿泊プランを考える場合や、実際にチェックインなどの対面でのコミュニケーションをとる場合もそうですが、広告や宣伝を打ち出す際にも、国内とはまた違ったポイントを抑えなければなりません。

外国人観光客が日本のホテル・旅館に求めるもの

外国人観光客が日本のホテルや旅館に何を求めているのかを知ることで、広告や宣伝の方針も立てやすくなります。
海外の人が日本に来て何をしてみたいと思っているのか、ホテルや旅館といった宿泊施設でどのように過ごしたいと思っているのかについて見ていきましょう。

言語・文化

最も重要だと言えるのが言語の対応です。
日本語が通じないのはもちろんですが、英語も必ずしも万能ではありません。
日本人のほとんどがいきなり英語で話しかけられても困ってしまうのと同じです。

日本を訪れる訪日外国人の半数以上が東アジアや東南アジアからの観光客です。
それぞれの国の言語を自在に操ることができるスタッフを常駐させておくことは難しいかもしれませんが、広告や宣伝のための媒体だけでなく、パンフレットや施設案内板などにも、できるだけアジアの言語も書き添えておくようにしましょう。

また、宗教など、海外の文化への配慮も大切です。
特にイスラム教では、1日に6回の礼拝や食事内容などが掟により厳しく取り決められています。
聖地メッカの方角を示すものを部屋に設置したり、豚肉などを除いた「ハラルフード」と呼ばれるものを用意したりするといった配慮が必要です。

Wi-Fi設備

日本の公共施設は、海外のそれと比べるとWi-Fi設備が不十分であるとよく言われています。
ホテル内には無料で使えるWi-Fiを完備しておきましょう。

アクセスの良さ

空港や駅、観光地からのアクセスの良さもホテル選びの大きな基準になります。
特に外国人は、車での移動ができないため、駅などから離れている場合は送迎バスなどがあることが望ましいです。

ショッピング

冒頭で「爆買い」の話を取り上げましたが、円安が進む今、日本への旅行の目的がショッピングであるという外国人も少なくありません。
ホテルからお店などが立ち並ぶ繁華街への行き方もホームページに掲載したり館内に掲示したりしておきましょう。

日本ならではの体験

昨今では、形に残る「もの」を買うだけでなく、日本でしかできない「体験」を目的として訪日する外国人も増えました。
地元の文化や伝統工芸品に関するツアーなどを行うのもそうですが、和食や畳敷きの部屋、寝間着代わりの浴衣でさえも日本での「体験」となるのです。

夜間の対応

都心では飲食店を中心に日付を超えても営業しているところが多いですが、地方では早々に閉まってしまうところも少なくありません。
周りのお店が閉店してしまっても顧客が退屈しないような工夫が求められています。

外国人向けの広告・宣伝

海外から観光客が日本のホテルや旅館について知ることができるのは、主にホームページやSNSなどのインターネットを介したツールです。
訪日外国人向けのインターネットを利用した広告や宣伝にはどのような方法があるのでしょうか。

ホームページの多言語化

ホームページは複数の言語で表示できるようにしておきましょう。
日本語だけでしか表示されないホームページは、海外の方には読んでもらえない可能性があります。

SNSの積極的な活用

SNSは世界中の人の目に触れるものなので、その宣伝効果は絶大なものです。
本文やタグ付けに英語を用いると、より広く発信できるでしょう。

写真や動画を用いた広告の作成

ひとくちに「多言語化」と言っても、世界には数多くの言語が存在し、その一つひとつに対応するのは不可能と言えます。
文字による発信にはどうしても言葉の壁がありますが、写真や動画を用いて発信すれば言語の違いを乗り越えられるのです。

口コミサイト

特にアメリカでは、宿泊先のホテルを選ぶ際、予約サイトなどの口コミを参考にする傾向にあります。
口コミ評価が高ければ高いほどいいのはもちろんですが、クレームなどのマイナスなコメントへの返信内容もチェックされています。
日本語での口コミに対してもそうですが、外国語での口コミに対してもできるだけ丁寧に対応しなければなりません。

まとめ

訪日外国人観光客向けの広告や宣伝について解説しました。

海外という新たな市場を開拓するのも大事ですが、一度宿泊してくださった外国人の方にもう一度日本に滞在したいと思ってもらうことが最終目標です。
リピーターを付けるためにも、まずは広告や宣伝を通じて「日本」を知ってもらうことから始めましょう。

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