安定した集客を目指して!ホテル・旅館のイベント企画

マーケティング

安定した集客 ホテル・旅館のイベント企画

ホテルの集客には、どうしても波があります。
ゴールデンウイークや夏休みといった長期間の休暇や地元のお祭りのシーズンなどに集客が偏ってしまい、逆に閑散期には集客が大きく落ち込んでしまうことが多いです。
地域のイベントに依存するのではなく、ホテルや旅館が独自にイベントを開いて集客をはかることで、年間を通して客室の稼働が安定するのです。

本記事では、ホテルや旅館におけるイベント企画について解説します。

基本的な企画のポイント

イベント企画で押さえなければならない基本的なポイントについて見ていきましょう。

ターゲットを明確にする

まず、どのような層をターゲットにするのかを明確にしておきましょう。
何をやるにしても、ターゲットが定まっていないと、出てくるアイデアもぼんやりとしたものになってしまいます。
誰をターゲットにするのか、どのような目的でイベントを開催するのかをはっきりさせておかなければなりません。

テーマを決める

ターゲットを決めたら、次はテーマを考えましょう。
ターゲットとする層がホテルや旅館に何を求めているのかをリサーチしたうえで、イベントを通して伝えたいことを明確にしておきます。
企画会議の前にあらかじめテーマを決めておくと、より有意義な議論ができるようになるでしょう。

具体的な内容を決める

ターゲットやテーマに沿って、イベントの具体的な内容を決めましょう。
集客を上げるためには何をすればいいのか、予算はどれくらいかなどのイベントの詳細を詰めていきます。
また、あまり多くの要素を盛り込みすぎてはいけません。
わかりやすくてキャッチ―なイベント内容にする必要があります。

季節ごとのイベント企画

どのようなイベントにすればいいのかまったく思い浮かばない、というのであれば、まずは季節に合わせたテーマから考えてみてはいかがでしょうか。
ここでは、季節に合わせたイベントについて見ていきます。

春というのは始まりの季節です。
「新生活」や「歓迎会」などのキーワードを出して割引イベントを行うところも多いです。
また、「父の日」「母の日」「こどもの日」などに合わせてイベントを開催するという手もあるでしょう。
庭園のあるホテルや旅館なら屋外でお茶会を催すと若い女性への集客にもつながります。

夏休みに入ると、家族連れの観光客の需要が高まります。
七夕や天体観測、お化け屋敷など、子供に喜ばれそうなイベントを企画すると良いでしょう。
また、大人向けには、比較的涼しい夜間のイベントなどもできそうです。

秋は一年のうちでもっとも過ごしやすい季節であり、旅行もしやすい季節です。
「食欲の秋」とも言いますし、食に関するイベントを行うと集客が期待できそうです。
また、「敬老の日」「勤労感謝の日」などの祝日に、日ごろの感謝やねぎらいの意味を込めたイベントを行うのも良いでしょう。
ハロウィンなどの行事を利用した子供向けのイベントも企画できます。

冬は鍋の季節です。カニなどの魚介類をふんだんに使ったお鍋をアピールするのはどうでしょうか。
また、クリスマス、お正月、バレンタインデーなどの行事もたくさんあります。
新年会や忘年会の割引イベントや、クリスマスのライトアップ、初日の出やチョコレートフェアなど、さまざまなことが企画できます。
イベントが多い分、ほかのホテルや旅館とネタがかぶらないように注意しましょう。

イベントを周知させる方法

イベントは企画するだけでなく、それを知ってもらう必要があります。

TVCMや吊り広告などで宣伝したり、メディアに取り上げてもらったりすることも効果的ですが、まずはSNSを利用して広くイベントを周知しましょう。
SNSではこちらから発信するだけでなく、お客様の方からもイベントの様子を拡散してもらうことができます。
会場の装飾や料理の盛り付けも写真映えするように意識すると効果的です。

ハッシュタグをイベント用に作ることも忘れないようにしましょう。
イベントに参加したお客様の投稿がすぐに検索できるので、満足度や改善点などが一目でわかるようになります。
イベント告知の時点でハッシュタグを使用することによって、顧客側も情報が得やすくなりますし、検索も容易になります。

また、ホームページでもイベントの告知をするようにしましょう。

イベントを成功させるためには

イベントを成功させるポイントは、企画の奇抜さや珍しさもありますが、お客様に来ていただけるような内容にすることです。

過去のイベント事例やそれに対するお客様の反応なども調べたうえで、ターゲットとする層が何を求めているのかをきちんと把握しておくことが大切です。
そのためにも、イベントの終了後にはレポートなどをできる限り細かく作成しておきましょう。
企画立案に役立つことはもちろんですが、実際の運営の手順などの参考にもなります。

また、イベントを通して、またそのホテルや旅館に宿泊したいと思えるようなものにしましょう。
リピーターを確保することはホテルマーケティングにおける重要なカギとなります。

まとめ

ホテルや旅館のイベント企画について解説しました。

イベントによる集客で、年間を通して安定した客室稼働率を確保しましょう。

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