首都圏から日帰り旅行も可能な栃木県。
海の無い内陸県ですが、山や川が織りなす自然や、歴史情緒を感じられる観光スポット、さらにおいしいご当地グルメが数多くあることでも知られています。
世界遺産「日光東照宮」があまりにも有名ですが、それ以外にもさまざまな魅力が詰まった場所です。
本記事では、都心からのアクセスも良く、豊かな自然が広がる栃木県の観光スポットをご紹介していきたいと思います。
自然と歴史にあふれた栃木県
八溝山地、那須連山、日光連山と、三方を山に囲まれ、那珂川、鬼怒川、渡良瀬川が流れる自然豊かな栃木県は、首都圏にほど近く、多くの観光客が訪れます。
「日光東照宮」をはじめとした歴史を感じることができる観光スポットも数多くあり、さまざまな魅力が詰まった場所です。
今回は、日光市周辺の「日光エリア」、那須高原周辺の「那須エリア」、県中心部の「県央エリア」、かつて宿場町として栄えた「県南エリア」、「益子焼」で有名な「県東エリア」の5つに分けて見ていきたいと思います。
日光エリア
まずは栃木県のなかでも観光スポットが多い日光エリアから。
世界遺産「日光東照宮」など、歴史的な観光スポットが多いうえに、豊かな自然も感じることができるので、何度も訪れたくなる魅力あるエリアです。
「日本三大名瀑」のひとつである「華厳ノ滝」は、97メートルの崖を一気に下る迫力ある滝で、周囲の四季の移り変わりも美しく、無料の展望台から見下ろすのも良いですし、「華厳ノ滝エレベーター」で正面から見るのも良いですね。
その「華厳ノ滝」の水源となっている「中禅寺湖」は日本一標高が高い湖で、つつじや紅葉が美しいことで知られています。
「立木観音」の名で知られる「中禅寺」は長い歴史を持っており、不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された五大堂は、「中禅寺湖」に臨む絶景スポットです。
車で観光する場合は、日光市街と中禅寺湖や奥日光を結ぶ「いろは坂」からの絶景を見ることができます。
宿泊する際は「鬼怒川温泉」でまったり過ごすのがおすすめです。
那須エリア
避暑地として有名な「那須高原」。
皇室御用邸があることから「ロイヤルパーク那須」とも呼ばれており、涼しい高山気候が特徴です。
山麓から9合目までを結ぶ「那須ロープウェイ」は、眼下に雄大な自然が広がり、特に新緑や紅葉を楽しむことができます。
北関東最大の遊園地である「那須ハイランドパーク」は、絶叫系から子供向けのアトラクションまで幅広く取り揃えられており、家族みんなで楽しむことができます。
広大な敷地の中で、珍しい動物を観察したり、触れ合ったりすることができる「那須動物王国」も、子どもから大人まで大人気の観光スポットです。
県央エリア
県庁所在地である宇都宮市を含む県央エリアは、東北地方と東京を結ぶ重要な拠点となっている場所です。
流紋岩質緑色凝灰岩「大谷(おおや)石」の採掘方法や採掘の歴史を学ぶことができる「大谷資料館」は、面積20,000平方メートル、深さ30メートル、最深部は地下約60mもある地下採掘場跡が目玉で、近年は映画のロケ地やライブ会場にもなりました。
夏でも地下空間はひんやりとしており、羽織るものがあった方が良いかもしれません。
周辺には「大谷石」を用いて作られた「平和観音」、「大谷観音」、「カトリック松が峰教会」などがあり、採掘された「大谷石」が実際にどのように使われたのかも見ることができます。
県南エリア
江戸時代には宿場町として栄えた県南エリア。
栃木市の「蔵の街」では、江戸時代の景観が一部残っているほか、「栃木市役所別館」などの大正時代の建物を見ることもできます。
足利市にある「あしかがフラワーパーク」は、幻想的な藤棚が一時期話題となりました。
藤だけでなく、四季折々の花々を楽しむことができる観光スポットです。
映画「ちはやふる」のロケ地としても知られる「足利織姫神社」は、七色の鳥居が目を引く縁結びの神様。
また、県央エリアから県南エリアにかけては山城跡が点々と残っており、城郭が好きな方にはたまらない場所になっています。
県東エリア
さいごは伝統工芸品「益子焼」や真岡鐡道のSLで有名な県東エリア。
国内最大級のサーキット場が併設されている「モビリティリゾートもてぎ」では、ゴーカートやアスレチックが体験できるほか、グランピング施設や宿泊施設もあります。
魚のつかみ取りができる「大瀬観光やな」も、親子連れに人気の観光スポットです。
食事処も併設されており、獲れたての鮎を堪能することができます。
真岡鐡道のSLは事前予約制なので注意してください。
栃木観光は車がおすすめ!
首都圏からほど近い栃木県へは、車で観光するのがおすすめです。
遠方からの観光の方も、レンタカーを借りるとより行動範囲が広がって充実した旅行を楽しむことができますよ。