アウトバウンドマーケティングとは?特徴やポイントについて解説

マーケティング

アウトバウンドマーケティングの特徴やポイント

アウトバウンドマーケティングという言葉をご存知でしょうか。

マーケティングにはさまざまな手法がありますが、ざっくりとアウトバウンドマーケティングとインバウンドマーケティングの2つに分けることができます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、目的や状況によって使い分けていかなければなりません。

本記事では、アウトバウンドマーケティングについて、その特徴や行う際のポイントについて解説していこうと思います。

アウトバウンドマーケティングとは?

アウトバウンドマーケティングの「アウトバウンド」とは、「outbound 外向きの」を意味する言葉です。
一方的なかたちで、企業側から潜在的な顧客に向けて積極的にアプローチをかけていくマーケティング手法を総称して、アウトバウンドマーケティングと呼んでいます。

アウトバウンドマーケティングは、インターネットが普及するよりも前からよく使われていた手法であり、もちろん現在でもさまざまなところで用いられています。
DM(ダイレクトメール)、テレアポ、テレビCM、展示会、車内広告、折り込み広告、看板広告、バナー広告などが代表的なものです。

アウトバウンドマーケティングと言えば従来からあるアナログなものを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、バナー広告など、不特定多数の目に触れるインターネット広告もそのなかに含まれます。
ホテルや旅館で言うと、旅行雑誌や新聞などに広告を掲載したり、車内広告やバナー広告などで季節ごとの宿泊プランを宣伝したり、テレビCMを流したりするものです。

このようにアウトバウンドマーケティングは、不特定多数に向けて広くアプローチをかけていくことができるマーケティング手法である一方で、ターゲットをしっかりと定めてから行わなければ、広告料などのコストに見合う成果を得られないこともあります。

アウトバウンドマーケティングのメリット

では、アウトバウンドマーケティングを行う際のメリットについて見ていきましょう。

不特定多数に向けてアプローチをかけることができる

アウトバウンドマーケティングを行う最大のメリットとしては、不特定多数に向けて広くアプローチをかけていくことができるという点が挙げられます。
さまざまな人の目に触れる機会が多くなりますので、手っ取り早く認知度を高めるには最適な手法です。

比較的早く効果が出る

アウトバウンドマーケティングの特徴として、比較的早くマーケティングの効果が表れることが多いという点も挙げられます。
特に展示会やテレアポでは、話の流れから直接商談を持ち込むきっかけを作ることができる場合もあります。

潜在的な顧客を獲得することができる

不特定多数に向けてアプローチをかけていくアウトバウンドマーケティングでは、潜在的な顧客を獲得することができるのも大きなメリットと言えます。
より多くの人に商品やサービス、企業について知ってもらい、記憶の中に留めてもらうことで、その場で即決されなくとも、何かの拍子に購入に至る場合もあります。

アウトバウンドマーケティングのデメリット

次に、アウトバウンドマーケティングを行う際のデメリットについて見ていきましょう。

コストが嵩む

アウトバウンドマーケティングは、ほとんどの場合広告料を支払って広告を掲載してもらいます。
そのため、どうしてもコストが嵩んでしまうのです。

見込める利益に対して必要なコストが大きすぎる場合には、別の方法を検討する必要があります。

まったくの不発に終わることもある

不特定多数に向けてアプローチをかけていくということは、ターゲットを明確に絞らずに一方的にアピールしてしまうと、当然まったくの不発に終わってしまう可能性もあります。

ターゲットを明確に設定したうえで、どうすればターゲットの目に触れるのかを考えてマーケティング方法を考えなければなりません。

顧客に倦厭されてしまうことがある

アウトバウンドマーケティングは一方的なマーケティング手法ですので、余りにもしつこいとかえって企業に対してマイナスなイメージを持たれてしまう場合があります。
インターネット上で何度もしつこく表示されるバナー広告などがその代表的な例です。

何度も顧客の目に触れることで確かに認知度が高まり、顧客の記憶にも残りやすくなるでしょうが、やみくもにアプローチをかけていけば良いというものでもありません。

まとめ

アウトバウンドマーケティングについて解説しました。

アウトバウンドマーケティングは長く使われてきたマーケティング手法ですので、「もう古い」と考えられてしまう場面もありますが、うまく使えば効果的に商品やサービスを周知することができます。

マーケティングにかかるコストと、それによって得られるであろう利益を考えながら、最適なマーケティングを行っていくことが大切です。

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