関東屈指の農業県・漁業県―茨城県の食文化・ご当地グルメ

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関東屈指の農業県・漁業県 茨城県の食文化・ご当地グルメ

関東の北東部に位置する茨城県は、実は農業や漁業が盛んな土地です。

川や湖などの水源に恵まれた水郷地帯で、平野を活かして古くから農業が盛んに行われてきました。
黒潮と親潮がぶつかる沖合も豊かな漁場となっています。
また、水戸黄門で有名な水戸市は納豆でも有名ですね。

本記事では、茨城県の食文化やご当地グルメについて紹介していきたいと思います。

農産物と水産物に恵まれた茨城県

首都圏から近いにもかかわらず、農業や漁業が盛んな茨城県。

利根川・那珂川・久慈川をはじめとした大小200もの川が流れ、国内2位の大きさを誇る霞ヶ浦などの湖も有する水郷地帯で、古くから青果が多く栽培されています。
こんにゃくや納豆などでも有名です。

本記事では、地形などに合わせて、「北部エリア」、「県央エリア」、「南部エリア」、「西部エリア」、「鹿行(ろっこう)エリア」の5つのエリアに分けてその魅力について迫っていきましょう。

北部エリアの食文化

山間部のこんにゃくの生産で知られる北部エリア。
こんにゃくは古くから作られていましたが、あまり日持ちしないのが難点でした。

そこで江戸時代になると、こんにゃく芋を粉末状にして乾燥させる技術が編み出され、水戸藩の専売品として広く知れ渡るようになりました。
こんにゃく自体の保存方法も編み出され、高野豆腐のように凍らせて乾燥させた「凍みこんにゃく」が食べられてきましたが、生産に大変手間がかかることから現在は貴重なものとなってしまっています。

茨城県ではアンコウも有名な食材で、冬の「あんこう鍋」をはじめ、身、皮、胃袋などをゆでて、肝と酢味噌を混ぜた「共酢(ともず)」につけて食べる「あんこうの共酢和え」などのアンコウ料理が観光客に人気です。

もうひとつ冬の郷土料理としては、あたたかい具沢山の汁にざるそばをつける「けんちんそば」も古くから親しまれており、温そばともざるそばとも違う新鮮なそばの楽しみ方ができます。

B級グルメだと、大きめな豆腐と白ネギが入っているのが特徴的な「豆腐味噌ラーメン」や、ハードな食感の「西山うどん」が有名です。

県央エリアの食文化

茨城県の経済、政治、交通の中心である県央エリア。

首都圏から100㎞県内である水戸市では、「茨城と言えば」と誰もが思い浮かべる「水戸納豆」の生産が盛んです。
稲わらに包まれた納豆は香りもうまみも段違いです。
この納豆に、切り干し大根を加え、醤油やみりんで味付けした「そぼろ納豆」は、保存食でありながらシャキシャキとした食感で、お茶漬けの具や酒の肴などにもなります。

また、日本で最初にラーメンを食べたと言われている水戸黄門こと水戸光圀が考案したものを再現した「水戸藩らーめん」は、儒教の教えや漢方学に基づいた健康に良さそうな印象の一風変わったご当地ラーメン。
さっぱりとしていて、見た目もそばに近いです。

南部エリアの食文化

首都圏からの交通アクセスも良い南部エリアは、近年急速に都市整備が進んでいます。

日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦を有する、豊かな穀倉地帯です。
レンコンの栽培も盛んで、地元ではレンコン料理が良く食べられてきたそうで、レンコンと小豆を煮た甘い「小倉レンコン」という珍しい食べ方もあります。

郷土料理以外にも、カレー、焼きそば、春巻き、コロッケなど、さまざまなものにレンコンを入れることがあるのだそうです。

霞ヶ浦は、帆引き網漁も有名で、「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」は国の選択無形民俗文化財に指定されており、現在は夏から秋にかけて観光客向けに運航しています。

昔は「鳥手」と書いていたという取手市では、鶏肉の手羽先に、納豆、チーズ、卵などを詰めた「鶏手羽かくれんぼ」というB級グルメが有名です。

西部エリアの食文化

武家屋敷跡など、江戸時代の街並みが残る西部エリア。
観光スポットとしても有名で、伝統工芸品も数多くあります。

豆、大根、人参、塩鮭の頭などを酒粕と煮込んだ「すみつかれ」という郷土料理は、一説には平安時代にまでさかのぼることができるほど古い料理であると言われています。

地元で採れた野菜をふんだんに使った「うまかべすいとん」はお店によってバリエーションが豊富なご当地グルメ。

鶏皮を乗せることによって、より鶏の旨味を楽しむことができる「下館ラーメン」もぜひ食べてみたいものです。

鹿行(ろっこう)エリアの食文化

由緒ある鹿島神宮の門前町として発達した鹿行エリア。
東国三社の一社である鹿島神宮の歴史を感じられるエリアであるとともに、海の幸を堪能することができるエリアでもあります。

タコを丸ごと茹でた「鹿島だこ」、「常磐もの」とも評されるヒラメ、全国的に有名な「鹿島灘はまぐり」を使った「はまぐりご飯」など、海の恵みを存分に感じることができます。

養殖のアメリカナマズをパティに使用した「行方(なめがた)バーガー」は、あまりポピュラーなものではないものの、その珍しさから興味がそそられる一品です。

お土産にも最適!干し芋スイーツ

さいごに、お土産としても持ち帰りやすい干し芋を使用したスイーツをご紹介します。

茨城県は何と全国9割のシェアを誇る干し芋大国。
昔ながらの干し芋はもちろん、旨みや甘みが凝縮された「熟成干し芋」やおしゃれな「干し芋プリン」、手軽なソフトクリームなども販売されています。
茨城県に旅行する際は、ぜひ甘い干し芋スイーツをお土産に選んでみてください。

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