古の東国文化の中心地!群馬県の観光スポット

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古の東国文化の中心地 群馬県の観光スポット

かつて東国文化の中心にあった群馬県は、古墳時代を中心に長い歴史を感じることができる観光スポットがたくさん。
また、群馬県は海こそないものの、自然が豊かで、日ごろの喧騒を忘れて心身ともにリフレッシュできる場所でもあります。

歴史と自然、それに草津温泉をはじめとする温泉にも恵まれた群馬県は、都心からのアクセスも良いので、泊りがけでゆっくりと休暇を過ごすのはもちろん、日帰りで気軽に旅行できるスポットとしても人気です。

本記事では、群馬県の主な観光スポットをご紹介していきたいと思います。

歴史・自然・温泉がそろっている群馬県

旧石器時代の遺跡「岩宿遺跡」は教科書にも掲載されており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
「岩宿遺跡」以外にも、古墳時代の遺跡が散見され、当時の隆盛がうかがえます。
群馬県は、このように数万年前から古墳時代にかけての東国文化を牽引していた地でもあるのです。

明治時代に入ると、現在は世界遺産にも登録されている「富岡製糸場」がつくられ、当時の最先端技術が導入された工場ではたくさんの女工たちが働いていました。

歴史や文化が息づく群馬県ですが、自然が豊かなことでも有名です。
「上毛三山」と呼ばれる名峰や、唱歌「夏の思い出」の歌詞のなかで歌われていることでも知られている「尾瀬ヶ原」、「東洋のナイアガラ」とも称される「吹割の滝」など、一度は行ってみたい観光スポットが数多くあります。

群馬県は首都圏から近いこともあって日帰りで旅行されることも多いですが、「草津温泉」をはじめとする名湯ぞろいで、泊りがけでのんびり旅行するのにも適しています。

本記事では、魅力あふれる群馬県の観光スポットを、4つのエリアに分けてご紹介していきたいと思います。

北毛

まずは吾妻地域を中心とした北毛から。
「四万(しま)温泉」や「草津温泉」で有名なエリアですが、温泉はのちほどまとめてご紹介したいと思います。

北毛は美しい自然が楽しめるエリアで、冒頭でご紹介した「尾瀬ヶ原」や「吹割の滝」、江戸時代の浅間山の噴火の痕跡が見られる「鬼押出し園」、約2.5キロメートルもある深い渓谷が迫力ある「吾妻峡」、完成まで約50年を費やした「八ッ場(やんば)ダム」など、日ごろ目にすることができないような雄大な景色が広がっています。

自然だけでなく、ヨーロッパのお城や教会を移築した「ロックハート城」も人気です。
日本にいながら中世ヨーロッパに迷い込んだかのような町並みを体験することができるだけでなく、ヨーロッパの郷土料理や地ビールも楽しむことができます。

中毛

県庁所在地である前橋市を含む、群馬県中心部の中毛。
「上毛三山」のひとつ、「赤城山」の裾野に位置し、平野が広がっています。

33階建ての群馬県庁は全国的にも珍しく、新たな街のシンボルとなっており、「上毛三山」を見渡せる32階の展望フロアは無料で開かれているため、前橋に訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。

また、詩人・萩原朔太郎ゆかりの地としても有名で、「萩原朔太郎記念 水と緑と詩のまち前橋文学館」には、萩原朔太郎をはじめとするさまざまな郷土の文学者の資料が展示されています。

広大な敷地に四季折々の花々が咲き誇る「カネコ種苗ぐんまフラワーパーク」は、世代を超えて楽しむことができる花のテーマパークです。

西毛

「伊香保温泉」や、「上毛三山」の「妙義山」「榛名山(はるなさん)」で知られる西毛。
信仰の対象としても有名な両山は、四季折々の風景や湖の美しさに目を奪われるほか、関東屈指のパワースポットでもあります。

世界遺産「富岡製糸場」では、明治時代に建てられた建物がほとんどそのまま残っており、当時の様子を想像しながら見学すると面白いかもしれません。

また、群馬県と言えばこんにゃく。
こんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」では、工場見学後にこんにゃく料理が食べ放題になっており、こんにゃくを存分に味わうことができる人気の観光スポットになっています。

東毛

群馬県の第2の都市部でありながら、自然も程よくある東毛。

春には約1万株のつつじが色鮮やかな「つつじヶ丘公園」は、夏にも蓮の花が咲き、遊覧船でクルージングも楽しむことができます。

東毛は古い街並みも残っており、15世紀に建てられた「茂林寺(もりんじ)」はおとぎ話「ぶんぶく茶釜」に出てくるお寺。
21匹の狸たちがお出迎えしてくれます。

群馬県の温泉について

さいごに、数多くある群馬県の温泉についてご紹介したいと思います。

まずは「日本三名湯」のひとつ「草津温泉」から。
「恋の病はお医者様でも草津の湯でも」との決まり文句があるように、草津温泉は古くからたいていの病に効能があると信じられてきた湯治場でした。
「草津温泉」のシンボルともいえる「湯畑」をはじめ、温泉街の街並みを散策すると、さまざまな発見にあふれていて楽しいこと間違いなし。

群馬県には本当にたくさん温泉がありますが、もうひとつ挙げるとするならば「伊香保温泉」でしょうか。
万葉集や古今和歌集にも登場する「伊香保温泉」は、自然に囲まれた歴史ある温泉街。
「白金の湯」と「黄金の湯」の二種類の源泉があり、実は温泉饅頭発祥の地とも言われています。

温泉に泊まってまったりする旅行も素敵ですね。

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