伊達政宗が築いた堅牢な城!仙台城跡(青葉山公園)の歴史と見どころ

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伊達政宗が築いた堅牢な城 仙台城跡(青葉山公園)の歴史と見どころ

仙台藩の藩祖・伊達政宗の銅像が目を引く仙台城(青葉城)跡。

現在は残念ながら当時の建物は残っていませんが、立派な石垣と再建された脇櫓は見ごたえがあります。
東北新幹線が走る仙台駅からのアクセスも良く、100万都市仙台の夜景は圧巻です。

本記事では、仙台城の歴史や見どころについてご紹介していきたいと思います。

伊達政宗と仙台城

仙台城は、仙台藩の藩祖・伊達政宗によって、青葉山の上に築かれたお城です。
伊達政宗と言えば、「小田原城攻め」の際に白装束姿で豊臣秀吉の前に現れたことで有名な武将です。

仙台城は、豊臣秀吉の死後、慶長5年(1600年)に勃発した「関ヶ原の戦い」の直後に縄張りが行われ、翌年の1月には竣工、慶長7年(1602年)にはおおむね完成したと伝わっています。

仙台城は「関ヶ原の戦い」以降も徳川氏と敵対していた上杉氏へにらみを利かせる意味合いもあったため、大きな本丸を持つ立派な城郭が敷かれていますが、家康に配慮してか、天守台はあるものの、天守はもとからなかったようです。
スペインの宣教師ビスカイノは、「この城は当国にある最強で最良の城のうちの一つである」と仙台城を評しています。

「伊達男」の由来にもなった伊達政宗は、江戸幕府の幕臣との距離を縮めるため、能楽や茶の湯、歌会などの嗜みがある、あか抜けた一面を持っていました。

先見の明があり、新しい物好きな政宗は、キリスト教を通して世界をも見据えていました。
慶長18年(1613年)、政宗は仙台で船を建造し、慶長遣欧使節団を派遣しました。
この使節団は、のちに日本に厳しい禁教令が敷かれたことから、悲劇的な運命をたどることとなります。

ちなみに、「独眼竜政宗」の名が広く浸透していますが、彼は眼病を患ってはいなかったのではないかとする説もあります。

江戸時代の仙台城

元和2年(1616年)に大地震が起き、仙台城の石垣は崩れてしまいますが、新たなものが組み直されました。

政宗の死後も、仙台の地は伊達家が治め続けます。
2代目藩主・忠宗の時代にはふもとに二ノ丸を造営し、藩の政治の中心はそこへ移されます。

正保3年(1646年)、仙台城はまたも地震に襲われ、石垣や本丸の櫓が崩れてしまいます。
その数十年後に起きた当時はフィクションなどでも有名な「伊達騒動」という大きなお家騒動の影響もあり、現在残っているような立派な石垣が組まれるのは正徳3年(1713年)ごろのことであったそうです。
仙台城はその後も何度か地震や落雷による被害を受けますが、そのたびに再建されてきました。

幕末以降の仙台城

幕末に明治維新政府と旧幕府軍との間で勃発した戊辰戦争では、仙台藩は東北で強い影響力を持つ藩として、旧幕府側の奥羽列藩同盟の盟主となります。
しかし、仙台藩は明治元年(1686年)に早々に明治維新政府に降伏し、奥羽列藩同盟は崩壊の一途を辿ります。

明治15年(1882年)に二の丸御殿が焼失し、その後も戦災で大手門、脇櫓、巽櫓(たつみやぐら)など主だった建造物はなくなってしまいました。

戦後、昭和28年(1953年)に現在のような「青葉山公園」が開設され、昭和32年(1957年)には二ノ丸に東北大学の川内キャンパスができ、三ノ丸には昭和36年(1961年)に仙台郷土博物館(今の仙台市博物館)がつくられます。

仙台城は東日本大震災の際にも被害を受けますが、現在はほとんど復旧が完了しています。
脇櫓が再建され、大手門も再建計画があるそうです。

仙台城の城郭としての特色

仙台城は、「連郭式平山城」の構造を取っています。

「連郭式」とは、本丸、二ノ丸、三ノ丸を一直線上に並べた城郭のことで、わかりやすく言うと串団子状になっています。
本丸の三方が外部にさらされてしまうことになるので、山の尾根を利用した山城や平山城に築かれることが多いかたちです。

「平山城」とは、小高い丘を利用して建てられる城郭のことで、交通面や都市計画面の利便性と防御性を兼ね備えていることから、近世以降の城郭に多いタイプのものになります。

仙台城は石垣が立派なことで有名ですが、度重なる地震の度に修復されてきたこともあって、場所によって石の加工や積み方が異なっているのがわかります。
布積みで美しい石垣ですが、このように自然の猛威と人々の尽力が感じられます。

現在は石を綺麗に加工してから積み上げる布積みの石垣が多く残っていますが、築城当初は自然石を積み上げ、大きな石と石の間に小さな石を詰め込む野面積みであったことがうかがえる資料も残されており、発掘調査でもその当時の石垣が出土しているそうです。

仙台城の見どころ

では最後に、仙台城の見どころについて紹介していきたいと思います。

仙台城と言えば、藩祖・伊達政宗の銅像。
馬に乗って今にも駆けだしそうな姿には躍動感が感じられます。

また、再建された脇櫓も見どころのひとつ。
三層の櫓ではありますが、なかなかに存在感があります。

仙台城は日没から23時ごろまでライトアップされ、美しい仙台の夜景を見下ろすこともできるため、デートスポットとしても有名です。

アクセスも良くふらりと立ち寄ることができる場所にあるので、仙台に行った際にはぜひ仙台城にも足を運んでみてください。

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