日本第三の都市・名古屋を中心に中部地方で最も栄えている愛知県。
織田信長や徳川家康ゆかりの地であり、海や山の自然にも恵まれています。
また、世界的自動車メーカーであるトヨタのまちでもあり、県内では工業も盛んです。
美味しいものもたくさんありますし、東京や大阪からも大変アクセスが良いので旅行にはもってこいの場所です。
本記事では、愛知県の定番観光スポットをご紹介していきたいと思います。
都会も自然も歴史も!魅力あふれる愛知県
大都会名古屋市や、自動車のまち豊田市など、さまざまな側面を持つ愛知県。
知多半島は自然も豊かで、心が癒されるようなエリアになっています。
古くから人々の信仰を集めてきた熱田神宮や、県のシンボルともいえる名古屋城といった歴史情緒あふれる場所や、明治村や愛・地球博記念公園など、レジャー施設も充実。
ここでは愛知県を、名古屋エリア、尾張エリア、知多エリア、三河エリアの4つに分けて見ていきたいと思います。
名古屋エリア
まずは日本第三の都市・名古屋エリアから。
地下鉄、バス、電車と交通網が発達しているため、とても観光しやすいエリアです。
名古屋駅へは新大阪駅や東京駅から新幹線で1本と大変アクセスが良く、さまざまな企業の支社もあるので、出張のついでに観光したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな名古屋のシンボルと言えば立派なシャチホコが目印の「名古屋城」。
御三家のひとつ・尾張徳川家の居城です。
古来より人々の信仰を集める「熱田神宮」は伊勢神宮に次ぐ由緒正しい神社。
広大な敷地面積を誇り、日本書紀や刀剣などの重要文化財が数多く納められています。
下町情緒漂う大須も魅力的なまち。
「大須観音」は鮮やかな朱色の建物が目を引き、外国人観光客からも人気を集める観光スポットです。
親子で旅行するなら、「名古屋港水族館」や「東山動植物園」がおすすめ。
自動車や電車などの乗り物が好きな子は、「トヨタ産業技術記念館」や「リニア・鉄道館~夢と想い出のミュージアム~」ならば一日中楽しめること間違いなしです。
尾張エリア
続いては戦国時代の覇者・織田信長を輩出した尾張エリア。
国宝の現存天守である「犬山城」や、アニメの世界がそのまま再現された施設が近年話題の「愛・地球博記念公園」などが有名です。
明治時代の建築物を保存している「博物館 明治村」は明治時代にタイムスリップしたかのようなロマンあふれる街並みが広がっています。
四季折々の自然の移ろいと重厚な建物のコントラストが美しく、建物を見学するのはもちろん、明治時代や大正時代の衣装に着替えて写真撮影をすることもできます。
広大な敷地の中で、大人も子どもも一日中遊ぶことができる人気の観光スポットです。
世界各地から建物が移築されてきた「野外民族博物館 リトルワールド」というテーマパークもあります。
織田信長の始まりの場所・清州城は映画「清須会議」の舞台にもなったお城。
信長の初期の居城であり、本能寺の変で信長が亡くなった後は、その跡目を決める会議という名の戦が繰り広げられた、戦国史ファンにはたまらない歴史的な場所です。
知多エリア
愛知県の空の玄関口「中部国際空港(セントレア)」がある知多エリア。
海に囲まれた知多半島は、海の幸を堪能できる「師崎漁港朝市」や海辺のテーマパークなどがあります。
伊勢湾を行き交う船を見守る「野間灯台」は、鐘を鳴らして愛を誓う「絆の鐘」があり、南京錠をかけると恋が実ると言われていることから、カップルに人気の観光スポット。
浜辺の景観が美しいことも魅力のひとつです。
タイルや陶器について学んで体験できる「INAXライブミュージアム」はモノ作り体験のほか、タイル造りの美しい建物が作り出す景観も楽しめます。
また、伝統工芸品である「常滑焼」はお土産としても人気。
「SPACEとこなべ」では作家たちの作品が展示され、即売も行われています。
三河エリア
さいごは、江戸幕府を作り、250年の安寧の礎を築いた徳川家康を輩出した三河エリア。
徳川家康が生まれた「岡崎城」や、紅葉で有名な「香嵐渓」があるエリアです。
「豊川稲荷」は、戦国時代の三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)が信仰したと言われています。
三大東照宮のひとつ「鳳来山東照宮」は徳川家康を祀った神社。
自然に囲まれた趣ある境内には厳かな雰囲気が漂います。
牧場や花畑などがある「茶臼山高原」は、年間を通して屋外アクティビティが楽しめる人気の観光スポット。
ペダルボートやマウンテンバイク、冬にはスキー場が開かれます。
「カクキュー八丁味噌」は、伝統の八丁味噌の歴史が学べるほか、売店で八丁味噌を使用したグルメを頂くことができる観光スポットです。
風力発電用の風車が立ち並び、さわやかな景観を生み出している「西ノ浜海岸」をドライブするのも良いですね。