源氏と文学のまち・鎌倉の定番観光スポット

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源氏と文学のまち・鎌倉の定番観光スポット

古くは源頼朝が幕府を開き、明治以降は文豪が集まった鎌倉のまち。
海と山に囲まれ、落ち着いた街並みとレトロでかわいらしい「江ノ電」こと江ノ島電鉄が印象的です。

歴史ある寺社仏閣はもちろん、最近では思わずふらりと立ち寄ってしまいたくなるようなおしゃれなカフェもたくさんできています。
都心からのアクセスも良いので、気軽に旅行することができる人気の観光スポットです。

本記事では、鎌倉をめぐる歴史ロマンと鎌倉の定番観光スポットをご紹介していきたいと思います。

長い歴史とロマンのあふれる鎌倉のまち

「いい国つくろう鎌倉幕府」でおなじみの鎌倉幕府は、「幕府」というものの定義に関する解釈の違いなどから細かい成立年は諸説ありますが、12世紀の後半に鎌倉の地に開かれました。

今も鎌倉には、源氏や北条氏ゆかりの寺社仏閣が残っており、海や山の自然とともに悠久の歴史を感じることができる人気の観光スポットです。
また、鎌倉にはかつて多くの文豪たちが居を構え、互いに交流していたことから、文学のまちとしても知られています。

最近はおしゃれな飲食店やお菓子屋さんも続々とオープンしていて、お食事や食べ歩き、お土産選びにも困ることはありません。

鎌倉のまちを観光する前に、鎌倉の歴史について知っておくとより旅行を楽しめるはず。
ここでは、鎌倉をめぐる歴史ロマンに触れながら、鎌倉の魅力に迫っていきたいと思います。

武士政権と鎌倉

2022年の大河ドラマの舞台となり、改めて大きな注目を集めた鎌倉。
三方を山に、一方を海に囲まれた鎌倉は、まさに守るに易く攻めるに難い地形で、幕府を開くには大変条件の良い場所であったことがわかります。

鎌倉のまち自体はそれほど大きいわけではないので、観光スポット同士の距離が近く、バスや徒歩で移動できるのも魅力のひとつです。

まずは源頼朝と関係の深い「鶴岡八幡宮」から見ていきたいと思います。

頼朝の父・頼義が籠を祈願して由比ヶ浜に建てたものを頼朝が現在の位置に移したのが「鶴岡八幡宮」で、源氏の繁栄と平家の滅亡を祈願した「源氏池」「平家池」や、妻・北条政子の安産を祈願した「政子石」、頼朝と息子・実朝を祀る「白旗神社」、静御前が舞を舞ったと伝わる「舞殿」などが有名です。

近くには頼朝の時代の幕府の政庁があった「大倉御所跡」や3代執権・北条泰時の時に移された「宇都宮辻子」、「問注所跡」、「政所跡」、さらには頼朝の墓などもあり、源氏との深いつながりを感じることができます。

観光で疲れたときには、八幡宮の境内にある美しいスイーツが魅力的なカフェでお茶をするのも良いですね。

少し場所が離れてしまいますが、鎌倉には兄・頼朝に追放された弟・義経ゆかりの「満福寺」もあり、義経や弁慶に関する文献の展示や襖絵を見ることができます。
兄が将軍になり権力を握っていくなか、北国に落ち延びるしかなかった弟の悲劇的な運命を感じることができる隠れた観光スポットです。

鎌倉幕府に仕えた御家人たちの足跡も辿ることができます。
「和田合戦」で滅亡した和田氏の戦没碑がある「和田塚」、悲劇的な運命に翻弄された比企一族が眠る「妙本寺」、最後の執権・北条高時が切腹したという「腹切りやぐら」など、鎌倉時代のファンにはたまらない場所を巡るのも楽しいですね。

文豪たちと鎌倉

武家政権の拠点として栄え、それとともに仏教も興隆した鎌倉ですが、実は「鎌倉文士」と呼ばれる文豪たちが集まる場所でもありました。

日本の近代文学の祖とも言える夏目漱石、その弟子の芥川龍之介、流麗な文章で純文学の金字塔と言っても過言ではない泉鏡花、有島武郎、有島生馬、里見弴の白樺派の兄弟、高浜虚子や荻原朔太郎、中原中也といった俳人・詩人など、ジャンルや時代を超えて多くの文豪が執筆活動に勤しみ、互いに交流していました。

当時の彼らのエッセイを見ると、現代の私たちが驚いてしまうようなビッグネームたちが次々と登場する驚くべき文豪たちの交流の軌跡とともに、鎌倉のまちが活き活きと描き出されています。

また、「鎌倉文士」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは戦時下を鎌倉で過ごした久米正雄と川端康成であろうと思います。
戦時中に彼ら2人が中心となってそうそうたるメンバーの蔵書を集めて開いた貸本屋は、戦後「鎌倉文庫」という出版社になり、東京に移されました。
戦後も多くの文筆家たちが鎌倉に居を構え、名作を世に送り出してきました。

加賀百万石・前田家の洋館を利用した「鎌倉文学館」をはじめ、鎌倉には文学に関連したさまざまな観光スポットがあります。
文豪たちの息遣いを感じることができる鎌倉のまち並みをぜひ堪能してみてください。

まとめ

鎌倉のまちの観光スポットや歴史について解説しました。

日本最初の武家政権の発足地であり、近代に入ると文学のまちとしても大きな意義を持つようになった鎌倉。
歴史ロマンを感じる旅は、きっとあなたの心の深いところに残るはずです。

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