本州の最北端―青森の雄大な自然を楽しめる絶景スポット

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青森の雄大な自然を楽しめる絶景スポット

本州の最北端に位置する青森県は、三方を海に囲まれ、さまざまな手つかずの自然を有しています。
神秘的な自然に触れて、心も体も癒される旅に出かけてみませんか?

本記事では、青森の雄大な自然を楽しむことができる絶景スポットを見ていこうと思います。

三方を海に囲まれた雄大な自然

本州の最北端に位置する青森県。
リンゴの栽培やねぶた祭りなどで有名ですが、自然にも恵まれた地です。
普段は仕事や学校などで滅多に自然に触れないという方は、雄大な自然に触れて心を休めたいと思うことも多いはず。
大自然に囲まれ、人々のあたたかさが溢れる青森県は、観光地としても人気です。

三方を海に囲まれ、山もあり、全国8位の面積を有する青森県は、移動に時間がかかることもあるため、エリア別に旅行計画を練ることをおすすめします。

そこで本記事では、温泉地や太宰治ゆかりの地なども楽しむことができる津軽エリア、手つかずの自然が多く残る南部エリア、雄大な自然と野生動物に触れることができる下北エリアの3つに分けて解説していきたいと思います。

津軽エリア

まずは、作家・太宰治が生まれ育った地としても有名な津軽エリアからご紹介していきましょう。

殿様が千畳の畳を敷いて宴を催したという逸話があるほど岩棚がどこまでも広がる千畳敷海岸は、恵比寿岩、かぶなどと名付けられた独特な形の大きな岩が海岸沿いに続いていくのが特徴です。
夕暮れ時にはそれらの岩が影となり、何とも言えない絶景を生み出すことから「日本の夕日百選」にも選出されています。

神秘的な空間が広がる白神山地の西部に33個ある湖の総称を十二湖と言います。
十二湖は、1704年に発生した大地震による山崩れによって出来たとされており、崩れた山の上から見ると12個の湖が見えたことからその名が付いたと言われています。
特に青池は、池の底に倒れている木が見えるほど高い透明度を保っていながら、インクを流し込んだように青い湖面が有名です。

「津軽富士」の異名で知られる岩木山は、「日本百名山」にも選出され、山頂に残る雪が美しい山です。
津軽岩城スカイラインにはなんと69個ものカーブがあり、いくつ目のカーブなのかわかるように番号が書かれたプレートもあります。
八合目からはリフトに乗り、九合目からは自分の足で登山することになりますが、これがかなり険しいので、万全の備えをしてから登るようにしましょう。
山裾に広がる菜の花畑も有名です。

津軽エリアには、雄大な自然とともに、酸ヶ湯(すかゆ)温泉や浅虫(あさむし)温泉といった温泉地もあります。
観光を楽しんだら、温泉地で1泊し、旅の疲れを癒すというのも良いですね。

南部エリア

手つかずの大自然が広がる南部エリアには、十和田八幡平国立公園を中心にさまざまな観光スポットがあります。

十和田湖、蔦沼、蔦七沼などを内包する十和田八幡平国立公園には、絵画のような幻想的な世界が広がっており、ぜひ一度は訪れてみたい場所です。
四季折々に違った表情を見せる奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、バスや車での観光も可能ですが、できれば徒歩やレンタルサイクリングなどで直に自然を見ることができるように観光するのがおすすめです。
澄んだ空気と自然の息吹を感じ取ることができます。

ところで、青森県最大の湖は十和田湖ではなく小川原湖であることをご存知でしょうか。
小川原湖は全国で唯一住所を持つほど巨大な湖で、満潮時には海水が混ざり込む汽水湖であり、独特の生態系を保持しています。
冬にはワカサギの穴釣りも楽しむことができます。

自然以外にも、米軍と自衛隊の共用空港である三沢空港がある三沢市は、航空のまちとしても有名です。

下北エリア

下北エリアは、雄大な自然が広がるとともに、野生動物と触れ合うことができるスポットもあります。

澄み切った川のせせらぎと、それを囲む豊かな自然を楽しむことができる薬研渓流(やげんけいりゅう)には、遊歩道や、散策道「あすなろの道」が整備されており、手つかずの自然を存分に堪能することができます。
運が良ければ、ときおり顔をのぞかせるカモシカに出会えるかもしれません。

透明度の高い海と大きな象牙色の奇石のコントラストが美しい仏が浦は、夏にはイルカを目撃することもあるそうです。
奇石には仏が浦の名にふさわしく極楽浄土に関連した名前が付けられているものもあります。

「日本の夜景百選」に選出されている釜臥山(かまふせやま)展望台からは、蝶が羽を広げているような形状の「光のアゲハチョウ」と呼ばれる美しい夜景を楽しむこともできます。

海が近い下北エリアでは、おいしい海の幸も有名です。

自然の美しさを堪能しよう!

手つかずの雄大な自然が点在する青森県。
本州最北端のその地は、冬の寒さを楽しむも良し、夏に避暑に訪れるも良しと、どのシーズンに行っても観光を楽しむことができる場所です。

東北新幹線が通り、都心からのアクセスもスムーズですから、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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