日本の首都はどうやってできたのか?東京400年史

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日本の首都はどうやってできたのか? 東京400年史

日本最大の都市であり、政治、経済の中心である東京。
今や世界でも指折りの大都市になっています。

古くは江戸幕府がその機能の中心を置き、世界でも稀にみる250年の平和を築き上げました。
数多の戦災や天災に見舞われながらも、何度も再生してきた日本の事実上の首都です。

本記事では、東京が歩んできた400年間を振り返っていきたいと思います。

江戸時代からつづく日本の政治機能の中心

徳川家康が江戸幕府を開き、明治に入ってからは京都から皇居が移されて本格的に日本の首都としての役割を担ってきた東京。

日本の主な国家機関や企業はほとんどが東京に籍を置いていて、まさに政治・経済ともに国の中心となっています。
世界中から毎年多くの人々が訪れる国際都市でもあり、最先端のテクノロジーやカルチャーを発信し続けているまちです。

高層ビルが立ち並ぶ東京のなかには、歴史を感じることができる建物や観光スポットもたくさんあります。
東京の成り立ちを知っていれば、街歩きももっと楽しくなるはずです。

徳川家康がつくったまち・江戸

戦国時代ごろまでは農作物も育ちにくく、寒村であった江戸。

関東の覇者・北条氏を豊臣秀吉が制圧した「小田原攻め」が終わると、秀吉は遠江(現在の静岡県や愛知県あたり)を中心に強大な勢力を誇る徳川家康に対して、無名の土地であった江戸へ移るよう命じます。

家康は素直に命令に応じ、江戸の開拓をスタートさせます。
川の流れを変えるなどの大掛かりな工事を繰り返し、やがて江戸の町は江戸城を中心とした大都市へと変貌。
江戸幕府を開いて数年もすれば江戸の人口は15万人にもなり、諸説ありますが最盛期には100万人を超え、鎖国していたにも関わらず世界でも3本の指に入るくらいの大都市になっていたと考えられています。

「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたとおり、江戸は大火災が多かったことでも有名です。
これは木造の家々が隙間なく立ち並び、火の手があっという間に広範囲に広がったためと考えられています。

特に「明暦の大火」はひどく、江戸城の天守閣も燃え落ちてしまいます。
これを機に幕府は江戸の町を整理し、火が広まらないようさまざまな工夫を行いました。
大火事が度々起こるというのは木造住宅が隙間なく大量に並んでいる証左のようなものなので、皮肉なものですが江戸がそのくらい大都市であったことを意味しています。

日本の首都は東京?京都?

ところで、日本の首都はどこであるかご存知でしょうか。

「もちろん東京」と答える方もいらっしゃるかもしれませんが、実は日本の首都は法的に定められているわけではなく、正確には決まっていません。

と言うのも、明治維新の折、京都から東京に皇居を移す際にひと悶着あり、「遷都」ではなく「奠都」という形を取ったからです。

江戸時代の間、政治の中心は幕府がある江戸にありましたが、都は京のままで、経済の中心は大阪にありました。
とくに京は幕末の時点で1000年以上の都としての歴史を持っており、帝が住まうまちとしての誇りを持っていました。

明治政府は西洋列強へ近づくために、当時の世界的なスタンダードであった中央集権国家を目指し、国のすべての中心を東京へ集めようとします。
それは皇居も例外ではなく、京都から東京へ「遷都」しようとしますが、京のまちの人々は大反対。

苦肉の策として、都を完全に移す「遷都」ではなく、いずれ京都に都としての機能は戻すという約束のもと「奠都」という形になりましたが、結局京都に都が戻ってくることはありませんでした。
ただ、詔もなく法的な拘束もないので、日本の正式な首都はいまだ定まっていません。

ちなみに、標準語に関しても関東方言ではなく関西方言を推す声も多かったそうで、もしかしたら日本の首都は京都や大阪になっており、教科書は関西弁で書かれていたかもしれないと考えると面白いですね。

近代以降の東京

明治維新以降、東京は文明開化の最先端となり、急激な西洋化が進みました。
大正時代に入ると日本は列強の仲間入りを果たし、「浅草十二階建て」など、世界的な大都市になりつつありました。

しかし、大正末期に関東大震災が発生。
東京は首都としての機能をほぼストップさせ、文化の中心は大阪に移ってしまいますが、驚異的なスピードで復旧を進め、昭和のころにはさらに大きな都市として成長します。

日本の経済的な成長に合わせて東京の規模も大きくなっていきますが、第二次世界大戦その最中の東京大空襲を経て、東京は再び焼け野原となってしまいます。

ですが、何度も立ち上がり、そのたびに成長し続けるのが東京のまちであり、江戸っ子の魂です。
奇跡的な復興を遂げた東京は、東京オリンピックも開催され、現在のような巨大な国際都市となりました。

まとめ

東京の400年間の歩みを見ていきました。
何度も危機にさらされた江戸・東京は、そのたびに一回り大きく成長していきました。

都心の各地で、そのような東京の歴史の積み重ねを目の当たりにすることができます。
東京へ旅行する際は、大都市のきらびやかさだけでなく、日本を支えてきた東京のまちが辿ってきた歴史にも注目してみてください。

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