ヨーロッパ旅行の定番は教会めぐり!教会について知ろう

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ヨーロッパ旅行 教会めぐり

イギリス、フランス、イタリア、ドイツ…日本とは全く文化が異なるヨーロッパへ一生に一度は旅行してみたいと思う方も多いでしょう。
美味しいものを食べたり、オペラなどの演劇を見に行ったり、歴史ある街並みを感じたりするなど、行ってみたいところややってみたいことは様々あるでしょうが、やはり教会に訪れてみたいと思う方が多いのではないでしょうか。

本記事では、ヨーロッパ旅行で教会に訪れた際により一層楽しめるように、キリスト教の三大宗派と教会建築について解説します。

教会めぐりについて

キリスト教などの教会は日本人にはあまり馴染みがないものなので、あまり観光地化されていないところなどは「入っても良いものだろうか」と思うこともあるかもしれませんが、基本的に教会は出入り自由です。

宗派にもよりますが、それほど信仰心を持っていなくても教会に出入りしたり中を見学したりすることを咎められることはありません。
ただ、立ち入り禁止のエリアがあったり、タブーがあったりする宗教もありますから、事前に調べたり周りの方に尋ねてから入った方が安心ではあります。

キリスト教は基本的に教えを乞う人には誰にでも開かれているというスタイルなので、気になることがあったら教会の方などに尋ねても怒られたりすることはありません。
ただ、最低限のマナーは守って過ごすようにしましょう。

まず、教会内は非常に音が良く響くため大きな物音を立てたりしてはいけません。
また、脱帽し教会内での飲食は控えるようにしましょう。
ほかにも注意書きが貼ってある場合は、それに従うようにしましょう。

相手の宗教を敬う気持ちを忘れずに観光を楽しんでください。

キリスト教の三大宗派

教会を見学する前に、キリスト教のおおまかな成り立ちについて理解しておきましょう。

まず、キリスト教というのは、紀元前後にイエスキリストがユダヤ教から分派して新たな教えを広めたのが始まりであると言われています。

その約千年後、長らく東西で分断されていたローマ帝国のうち、東ローマ帝国で根付いたいわゆる東方正教会と呼ばれるグループが分派します。
正教会はほかの宗派と異なり、「ロシア正教会」などのように国ごとに正教会があります。

その後、西側のローマカトリック教会は神父の間で汚職が相次ぎ、キリストのもとの正しい教えを広めようという宗教改革によって分派したグループをプロテスタントと言います。

その教会がどの宗派に属しているのかという問題は非常にデリケートですので、あらかじめ把握してから出向くようにしましょう。

教会の建築様式

キリスト教の教会というと、ステンドグラスが美しいきらびやかなものを想像する方が多いかもしれませんが、全てがすべてそのような形式で建てられているわけではありません。

ここでは、教会を見学する際に知っておくとさらに観光が楽しくなる、教会の建築様式について解説していきます。

ギリシャ建築

アテネにあるパルテノン神殿に代表されるような、数学的な美しさを持つ古典的な建築をギリシャ建築と呼びます。
古代の数学者ピタゴラスは、「万物の根源は数」と言いましたが、古典的なヨーロッパの建築は緻密な数学的計算に裏打ちされた美しいもので、まさに神を迎え入れるのにふさわしい壮大さです。

ローマ建築

ローマ建築とは、ギリシャ建築と並ぶ古典的な建築で、かなり人々の生活に食い込んだ実用的なものであることが特徴です。
コロッセオや水道橋などがその代表です。

ロマネスク建築

「ロマネスク」というのは「ローマ風な」というような意味を表す言葉です。
つまりロマネスク建築は、時代はローマ建築よりも後になるもののそれらを懐古し踏襲した建築様式であると言えます。
このあたりの時代からキリスト教は為政者公認の宗教となるので、キリスト教の教会のなかには今もこの時代の建物を使用しているところもあります。
ピサの大聖堂などがその代表です。

ゴシック建築

ゴシック建築とは、中世の代表的な建築様式で、まさに教会を建てるために生み出された建築様式です。
従来の教会建築よりも壁が分厚く高さがある一方で、強度の関係上、窓が少なく建物の内部が薄暗くなっているのが特徴です。
ケルン大聖堂などがその代表と言えるでしょう。

ルネサンス建築

「ルネサンス」は、芸術復興を意味する言葉で、古典建築をリヴァイバルさせつつ、さらに絢爛豪華にしたものがルネサンス建築と呼ばれるものです。
ドーム型の塔が印象的であると感じる方も多いのではないでしょうか。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂などがその代表です。

バロック建築

バロック建築とは、ルネサンス建築と同じく近世建築の代表的なもので、サン・ピエトロ大聖堂などが有名です。
繊細なデザインの柱が特徴的と言えるでしょう。

新古典主義建築

新古典建築とは、ギリシャ建築を復興させようとしたもののことを指します。
壮大な柱がそびえたつのが印象的です。
大英博物館など、比較的新しい建物がこれに当たります。

まとめ

キリスト教の三大宗派と教会の建築様式について解説しました。

基礎知識を身に着けたうえで観光すると、これまでとは違った発見があって楽しい旅になることと思います。
ぜひ「予習」をしてから旅行に臨んでみてください。

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