旅館の夕食は多すぎ?!無理して食べきらなくても良いようにするコツ

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旅館の夕食 懐石料理

ファミリー層向けのカジュアルな大手のホテルもコストが抑えられて良いですが、落ち着いた雰囲気のある旅館にも宿泊してみたいものです。
旅館と言えば、やはり大浴場や温泉とともに、お料理もまた楽しみのひとつなのではないでしょうか。

しかし、そこでネックになってくるのが、夕食の懐石料理の量の問題です。
次々と運ばれてくる懐石料理は目にも鮮やかで魅力的ですが、人によっては量が多すぎると感じることもあります。

本記事では、旅館の懐石料理を無理して完食せずとも、旅先での夕食を楽しむ方法について解説していきます。

懐石料理は量が多すぎる?!

旅館の夕食などで提供される懐石料理は、地元の食材がふんだんに使われた豪華なものですが、量が多く食べきることが難しいと感じる人も多いはずです。
また、当然苦手な食べ物がメニューに含まれることもあります。

多くのホテルや旅館では、アレルギーなどには配慮してもらえますが、細かい好みや量の調節などは高級旅館でなければ配慮が難しいところです。
残してしまうと、旅館側に失礼かもしれないと思ったり、食品廃棄になるのではないかと心配してしまったりするかもしれません。

数年前には、SNS上で「旅館の夕食が多すぎる。食品廃棄を前提に作られているのか」というような内容の投稿が話題となり物議を醸しました。

もちろん、旅館の夕食の量が多いのは「残されたら捨ててしまおう」と考えて献立が作られているからではありません。
しかし、あまりに量が多いと贅沢というよりはフードファイトのようになってしまいます。

では、自分にあった量で旅先の食事を楽しむ方法はないのでしょうか。

旅館の料理はなぜ多い?

旅先での夕食を楽しむ方法をお話しする前に、少し旅館側の事情についても触れておきましょう。

旅館で出される夕食の量が多いのは、旅館が旅行代理店などを通して広告を出す際に、「××旅館は○○品」というような書き方をしていたことが原因であると考えられます。

高度経済成長期に伴い、団体旅行を中心に日本の旅館産業は盛んになっていきました。
競争が激化する中で、同じ価格でもいかに夕食の品数を増やすか、といったようなことで差別化をはかる旅館も多く、結果夕食の量が増えていったと考えられます。

高度経済期以降に発展した旅館の多くが未だにそうしたスタイルを引き継いでおり、逆に昔からあるような高級老舗旅館や最近できた若者をターゲットにした新しい旅館などでは、夕食は「量より質」といったように考えられていたり、好みの量や食べ物を事前に選択できたり旅館でも素泊まりのプランを選ぶことが出来たりします。

また、最近では旅館でもビュッフェ形式をとるところが増えてきました。
ビュッフェならば提供する側も量について悩む必要はありませんし、宿泊者側も自分が好きなものを好きな分だけ食べることができます。

団体旅行から個人旅行へと需要がシフトするなかで、こうした取り組みをしている旅館も少なからずあるようです。

自分にあった宿泊プランを見つけよう!

では、具体的に旅館の夕食が多すぎて食べられないという問題を未然に防ぐ方法を見ていきましょう。

ビュッフェ形式の夕食のプランを選ぶ

先ほども触れましたが、最近では夕食を仲居さんが部屋ごとに運ぶ懐石料理スタイルではなく、ビュッフェ形式で提供する旅館も増えています。

ビュッフェ形式と聞くと、ファミリー層が多く大人だけの旅行やひとり旅では周囲から浮いてしまうのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

ビュッフェ形式だからと言って、すでに作って置いてある料理のみを提供しているわけではなく、料理の種類やテーマなどを選んで、目の前で調理してもらうことができるようなホテルや旅館もあります。
これならば、好きなものを好きなだけ食べることができますし、こだわりの料理を出来立てでいただくことができます。

もちろんファミリー層をターゲットとしたビュッフェを展開している旅館もありますが、そういう場合には宿泊プランもファミリー層向けだとわかるようなものを中心に用意しているため、予約を入れる時点でわかるでしょう。

「少なめ」が選択できる旅館を選ぶ

ホテルや旅館のなかには、予約時点でアレルギーなどと一緒に食事の量の希望を入力できるようなところもあります。
若い女性のひとり旅などの需要も増えたことから、このようにさまざまな「ちょっとしたこと」に対して、わざわざフロントを通さずとも対応してくれるようなところは意外と多かったりします。

残りを包んでもらう

食事を残してしまった場合、多くのホテルや旅館では包んで持ち帰ることもできます。
食べきれないけれどもったいないと感じたときは、仲居さんにひとこと声をかけてみると良いかもしれません。

素泊まりをして外食にする

食事が付いていない「素泊まり」のプランを選択して、夕食をホテルの外でとるという選択肢もあります。
地元の海鮮居酒屋やお寿司屋さんなどで、リーズナブルにその土地のものを味わうのも楽しそうです。

まとめ

旅行先の夕食を、自分が食べられる分だけ美味しくいただく方法について解説しました。

最近では自分の好みに合わせて柔軟に旅行スタイルを選ぶことができるようになっていますから、自分が何を大切にしたいのかも考えながら宿泊先を選んでいきましょう。

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