厳しい冬の寒さが終わり、暖かな陽気が感じられる春は、旅行にはもってこいの季節です。
桜の花が咲き誇り、どこを旅行しても美しい景色を堪能することができます。
しかし一方で、昼夜の寒暖差など体温調節が難しい季節でもあります。
また、花粉症の方からすると、出かけること自体が億劫で旅行を十分に楽しむことが難しい季節でもあるでしょう。
花粉症でも春の旅行を楽しめるようにするポイントは何かあるのでしょうか。
本記事では、春の旅行の持ち物と花粉症の方の旅行での対策について見ていこうと思います。
春の旅行について
暖かく過ごしやすい日が続く春は、旅行にはちょうど良い季節です。
しかし、寒暖差が大きいため、しばしば旅行に着て行く服について迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
セーターを着るには少し暑いですが、薄手のブラウスだけではまだ肌寒い季節です。
春は薄手のニットやしっかりとした生地のブラウスがちょうど良いでしょう。
ボストンバッグやキャリーケースに服を詰めることになりますから、しわになりにくい生地の服を選んで持って行くということも重要です。
特に春物の服はしわが付きやすい生地のものが多いので、注意して服を選んでいくようにしましょう。
昼夜の寒暖差が大きいため、上着も忘れずに持って行きましょう。
朝晩は冷え込みますが、日中は暖かくなってくると思われるので、途中で脱いだ時にかさばらないようなものが良いでしょう。
春物のトレンチコートは少しかさばってしまうので移動中に邪魔になってしまうこともありますが、薄手のカーディガンやウインドブレーカーなどはコンパクトに収納できるため、春の旅行においては大変使い勝手が良いです。
また、お花見など屋外で過ごすことも多いかと思いますので、毛虫など害虫への対策も必要になってきます。
レジャーシートを広げて屋外で活動する際は、虫よけなどの害虫対策をしっかりと行うようにしましょう。
春のアウトドアについて
春は観光やお花見にも良い季節ですが、アウトドアを楽しむのにも適した季節です。
特に、キャンプ初心者は春キャンプから始めた方が良いと言われるほど、春はキャンプと相性の良い季節です。
夏はアウトドアを楽しむには暑すぎることが多いですし、冬は厳しい寒さへの対策が必要となってくるため、ちょうど過ごしやすい気温である春は初心者でも簡単にアウトドアを楽しむことができます。
春キャンプのポイントは昼夜の寒暖差と天気の移り変わりです。
山間部では平野部と比べると夜間の冷え込みが厳しい場所が多いので、重ね着や寝具などでの防寒対策が必要になってきます。
また、春の天気は移ろいやすいので、雨対策も行わなければなりません。
防水シートや長靴、レインウエアなどを忘れずに荷物に詰めておきましょう。
キャンプに興味はあったけれどもなかなか手を出す勇気が出なかったという方は、この機会にぜひ春キャンプから始めてみてはいかがでしょうか。
春の旅行と花粉症
春先の旅行でネックになってくるのが花粉症です。
花粉症がひどいという方は、外に出ることさえしんどく、旅行なんてもってのほかだということもあると思います。
基本的な対策としては、眼鏡をかける、マスクをする、上着の素材に気を付ける、という3点です。
眼鏡をかける、マスクをするという2点は、すでに実践している方も多いごく基本的な対策ですが、とても効果的です。
マスクでは3分の1、眼鏡では3分の2程度の花粉を防ぐことができると言われています。
普段はコンタクトレンズを使用しているという方も、長時間屋外にいるという場合は眼鏡にしてみましょう。
また、上着の素材も重要です。
ウールなどの生地は花粉が付きやすいため、化学繊維などのツルツルとした生地の上着の方が、花粉が付きにくくなります。
屋外から室内に入る際は軽く手で払って花粉を落とすというのもポイントです。
また、花粉があまり飛んでいない地域である「避紛地」に旅行に行くという方もいらっしゃいます。
伊豆諸島、小笠原諸島、沖縄などの本州から離れた島々や、標高が1000メートル以上の高い山には花粉が飛んでおらず、花粉症の方でも旅行を楽しむことができます。
春の芽吹きを堪能するには花粉症は厄介なアレルギー症状ですから、「避粉地」に旅行することで、心置きなく春を堪能してみてはいかがでしょうか。
まとめ
春の旅行の荷物や花粉症について解説しました。
日中は暖かく過ごしやすい陽気が続く春ですが、朝晩の冷え込みや天気の移ろいに注意しながら荷造りをしなければなりません。
また、花粉症の方は、しっかりと花粉症対策を行わないと十分に旅行を楽しむことができない場合も多いです。
しかし、「避粉地」に旅行することで花粉症の方でも屋外で春を堪能することができます。
過ごしやすく、またお花見など華やかな観光スポットも多い春の旅行を楽しんでください!