子どもだけの旅行は何歳から?ホテル・旅館の未成年者のみの宿泊は可能?

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ホテル・旅館の未成年者のみの宿泊

高校や大学の卒業旅行で、友人と遠出をした思い出があるという方も多いのではないでしょうか。
多感な時期に気の置けない友人たちとだけで楽しむ旅には、そこでしか得られない一生ものの経験が詰まっています。

17、8歳の高校卒業間近の子どもならば「気を付けて楽しんでね」と快く送り出せるかもしれませんが、中学生くらいのまだ幼いともいえるような年齢の子どもだけでの旅行には、安全性などの面から素直に賛同することは難しいでしょう。

本記事では、子どもだけの旅行は何歳くらいからならば安全に楽しむことができるのか、また未成年者のみでの旅行や受験などでの宿泊の際に気を付けておきたいことについて解説していきます。

子どもだけの宿泊を伴う旅行は何歳から?

子どもだけの旅行は何歳くらいからならば安全に楽しめるのでしょうか。

保護者の認識やお子さんの性格などにもよるかと思いますが、中学生以下の子どもたちだけでの旅行は少し危ないように感じる方が多いかと思います。
明確な法律などはありませんが、一般的には高校の卒業旅行で初めて友人たちとの旅行に行ったという方が多いようです。

なかには中学の卒業旅行で子どもたちだけの宿泊を経験したという方もいらっしゃるようですが、子どもたちだけで旅行をするのは、犯罪に巻き込まれたり、旅先でのトラブルに適切に対応できなかったりとさまざまなリスクが考えられますので、親としては心配なところです。

しかし、子どもたちだけで旅行を計画し、必要な手配まですべてこなすことは良い経験にはなると思いますし、何より楽しい思い出をたくさん作ることができるので、一概に悪いことであるとも言い切れません。

子どもだけで旅行に行きたいと考えている場合は、必ず親子でよく話し合い、双方の同意のもとで計画を立てるようにしましょう。

ホテル・旅館の未成年者のみでの宿泊について

そもそも、ホテルや旅館には未成年だけで宿泊できるものなのでしょうか。

結論から言うと、保護者の同意さえあれば未成年のみでも宿泊することは可能です。
ただし、多くの場合保護者の同意書が必要になります。

未成年の宿泊の際に保護者の同意を求める根拠として、以下の法律が挙げられます。

  • 民法第五条1項:未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。
    ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
  • 民法第五条2項:前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。

ホテルや旅館といった宿泊施設に宿泊するという行為は「宿泊約款」に同意して契約を結ぶという行為ですから、親の同意がない場合は上記の法律に従って返金を求められる可能性があるためです。
また、未成年者が起こしてしまったトラブルの対処を進めるために保護者に連絡を取るためでもあります。

ホテルや旅館によっても規約は違いますから、未成年者だけでの宿泊予約をしようとしている際は一度チェックしておきましょう。

未成年者のみでの渡航

未成年者だけで海外へ行く際はさらに注意が必要です。

未成年者だけでの渡航には渡航同意書が必要であり、なかにはある一定以上の年齢に達していない者だけでの入国が禁じられているという国もあります。
たとえば、アメリカやカナダでは21歳以下のみでの入国は禁じられていることは有名です。

また、渡航同意書の提出が任意である場合でも、確認を求められる場合はあるので持参しておいた方が良いでしょう。

未成年者のみでの渡航が制限されている国が多いのは「ハーグ条約」という国際的な条約に従って子どもの連れ去りなどを防止する目的があります。

渡航同意書のフォーマットは国によっても異なりますので、必要になる場合は早めに準備をしておくようにしましょう。

子どもだけの旅行で気を付けておくべきこと

判断能力や責任能力に乏しい子どもだけでの旅行には、危険が付き物です。
以下の4つのポイントに気を付けて、安全で楽しい旅行にしましょう。

旅行の全容や宿泊先をあらかじめ共有しておく

保護者が付き添いで同行しない場合には、いつどこにどのような目的で旅行に行くのか、どこに宿泊するのかなどをあらかじめ共有し把握しておくようにしましょう。

親として子どもの居場所を把握していないのが心配なのはもちろんですが、旅行先でトラブルが起こった際、未成年者だけでは手には負えない場合もあるからです。

危険な場所には行かない

東京や大阪などの都市部に旅行に行く場合は、治安の悪い危険な場所への立ち入りは避けましょう。
土地勘がない場合はどこが危険な場所であるのかですら判断がつかないと思いますので、細い路地は通らず大通りを歩くようにしましょう。

夜間にむやみに外出しない

夜間の外出は、暗くなって景色が変わることで帰り道がわからなくなったり、犯罪に巻き込まれてしまったりする恐れがありますので控えるようにしましょう。
海外では特に注意が必要です。

金銭の取り扱いに注意する

保護者の目が届かないところで支払いをすることになりますので、金銭の取り扱いには十分に気を付けておかなければなりません。
特に高校生など親が旅費を出している場合は、そのことを忘れないようにしておきましょう。
あらかじめ何にいくらくらい使うのかという予算を決めておくと良いかもしれません。

まとめ

子どもだけの旅行についてみていきました。

お子さんの責任能力や保護者の認識によっても可能な年齢は異なると思いますが、子どもだけで旅行する際は必ず保護者とお子さんで行き先や宿泊先を共有するようにしましょう。

気を付けるべきところに気を付けて、素敵な思い出をたくさん作ってください。

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