旅の思い出を目に見えるかたちとして残すための手段として、お土産を購入したりするという方法もありますが、もっと手軽な方法として、写真を撮るというものがあります。
写真を撮ることで、旅の思い出をそのまま残しておくことができますので、時間が経ったあとも旅行の思い出を振り返ることができますし、第三者と旅行での体験を共有することもできます。
最近では、SNSに写真をアップロードすることで、フォロワーたちと旅行の思い出や経験を共有するという機会も増えていることと思います。
本記事では、旅の思い出をそのまま残すことができる、旅行写真の撮り方について解説していきたいと思います。
旅の思い出と写真
旅の思い出を切り取る手段として、手軽でわかりやすいものが写真です。
最近はスマートフォンで動画も手軽に撮影して編集することができますが、動画の撮影方法も写真と通じるものがありますし、瞬間を切り取ることができる写真は、やはり思い出を美しく見やすいかたちで残しておくのに適しています。
また、写真はアルバムに綴じることで、旅の思い出を改めて振り返ることができるという点もメリットです。
特に子どもが幼い時の家族旅行は、子どもの記憶には残っていないこともあるので、アルバムを作って残しておくことで、子どもが大きくなったときに一緒に振り返ることができます。
友人や仲間との旅行でも、写真を撮っておけば、卒業や送別会などのタイミングでアルバムなどを作って渡すことができます。
写真は、データとして保存しておくことも、アルバムなどのかたちに残るものとして置いておくこともできます。
さまざまな保存の仕方ができるのもまた、写真の魅力であると思います。
写真と構図
写真の「構図」という言葉は耳にしたことがあっても、「なんだか難しそうだなあ…」と思っていらっしゃる方も多いかと思います。
しかし、少しのポイントを抑えることで、素敵な写真を撮ることができるので、便利なツールです。
ここでは、代表的な構図について取り上げておきたいと思います。
対角線構図
対角線構図とは、被写体を対角線上に置くことで、奥行きや立体感、躍動感などを演出することができる構図です。
被写体を対角線上に置いて撮影するだけなので、初心者でも比較的実践しやすい構図になります。
写真全体のバランスが良くなる構図ですので、どのような被写体にもマッチします。
二分割法
二分割法は、別名シンメトリー構造とも呼ばれ、画面を二分割して、メインとなる被写体を2つ用意して撮影する方法になります。
画面の分割方法は、上下でも左右でもどちらでも構いません。
山、海、空、街並みなど、無機物の被写体で、かつ広い範囲を収める際の構図に適しています。
きれいに二分割しなければ見栄えが悪くなりますので、少し難易度が高めの構図になってくるかと思います。
三分割法
三分割法とは、画面を縦と横で三分割する構図です。
三分割する線を「分割線」、分割線と分割線が交差する点を「分割点」と呼び、それらを目印にして自分が撮影したい被写体に応じて画角を決めていきます。
分割点と分割線、それぞれの境目を基準にすることでバランスよく撮影することができ、初心者にもおすすめの構図です。
三分割法は、うまく使えばどのような構図にも合いますから、積極的に使ってみてはいかがでしょうか。
旅行写真の撮影のコツ
さいごに、旅行写真の撮影のコツについてまとめておきたいと思います。
写真撮影の際のコツとしては、構図のほかにも4つあります。
光
構図と共に特に意識しなければならないのが、光の角度や量です。
基本的には順光で撮影した方がきれいに撮影することができますが、逆光の場合も工夫すれば少しおしゃれに見えたりもするのでおすすめです。
また、光の量も大切です。
一般的にズームすればするほど光量は減ってしまいますので、明るい印象の写真を撮りたい場合は、カメラのズーム機能に頼るだけでなく、自分が被写体に近づいたりする方がきれいに撮影できます。
一部だけ撮影する
おしゃれな写真を撮影するテクニックのひとつに、全体ではなく一部だけを切り取って撮影するという方法があります。
少し上級者向けになるかもしれませんが、見る方の想像力に委ねることができるのでより魅力的な写真を撮影することができます。
旅行先がわかるようなものを撮影しておく
旅行写真は旅の思い出を残しておくことが目的ですので、旅行先がわかるようなものも撮影しておきましょう。
石碑などがおすすめです。
人物の撮影は後ろ姿も
人物を撮影する際に何か変化が欲しい場合は、後ろ姿を撮ってみても良いでしょう。
少しエモーショナルな仕上がりになります。
まとめ
旅行写真の撮影方法について、構図を中心に解説しました。
旅の思い出を手軽に残すことができる写真は、旅行を振り返ったり、誰かと旅行先での経験を共有したりする際にも活躍します。
ぜひ素敵な写真をたくさん撮影して、旅行の思い出を残していきましょう。