美しい海と南国の自然が広がる沖縄県。
本州から飛行機一本でアクセスできる沖縄本島にもさまざまな魅力ある観光地がありますが、離島も人気の観光地。
本州はもちろん、沖縄本島にもない独自の自然や文化が広がります。
大小約160もの島々が連なり、そのうち実に47もの島に人が暮らしています。
本記事では、沖縄県の離島の定番観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
個性豊かな自然や歴史・文化を体感できる
本州とはまた違った歴史を歩み、独自の文化を育んできた沖縄県。
その中心である沖縄本島は琉球王朝の華やかな文化が根付いていますが、離島にはそれとはまた違った個性豊かな歴史・文化を体感できる観光スポットがたくさんあります。
海辺の景色や山の自然も島ごとにさまざまな特色があり、どの島も大変魅力的です。
ここからは沖縄県の離島を、本島周辺エリア、宮古島諸島エリア、八重山諸島エリアの3つのエリアに分けて見ていきたいと思います。
本島周辺エリア
まずは沖縄県全体の移動の拠点となる沖縄本島からほど近いエリアの離島から見ていきましょう。
「球美（くみ）の島」と呼ばれるほど美しい海辺の自然が特徴の「久米島」は、本島から飛行機で30分と大変アクセスの良い離島。
国内随一の生産量を誇る車エビが有名なほか、青く透き通った海と白い砂浜が美しい「ハテの浜」が人気の観光スポットです。
火山活動の影響で誕生した「粟国島（あぐにじま）」は、鍾乳洞やロングビーチなど、豊かな自然を堪能できる島。
自然のダイナミックな営みの軌跡と美しい海辺の自然を堪能できるこの島では、レンタサイクルで海辺を走るのがおすすめです。
国内最大の国立公園を有する「慶良間諸島（けらましょとう）」も自然豊か。
琉球王朝時代には沖縄本島と中国王朝を結ぶ重要な島々で、優秀な船頭たちが多く集まり発展しました。
現存する貴重な琉球建築様式の「高良家住宅」や、「ケラマブルー」と呼ばれる美しい海をはじめとした豊かな自然のほか、薩摩藩から持ち帰った鹿が野生化して定着した「ケラマジカ」ともぜひ触れ合ってみてください。
そのほかにも、神秘的な言い伝えがある「クマヤ洞窟」を有する「伊平屋島（いへやじま）」、農民から琉球王国の王に上り詰めた尚円王（しょうえんおう）を輩出したことでも知られる「伊是名島（いぜなじま）」なども、観光客から高い人気を集める比較的沖縄本島からのアクセスも良い島々です。
宮古島諸島エリア
続いては「宮古ブルー」の異名を持つ美しい輝きを放つ透明度の高い海が広がる宮古諸島。
LCCの開通でよりアクセスが便利になった「宮古島」は沖縄県内でも特に人気の高い離島です。
地元では「マイパマビーチ」と呼ばれている「与那覇前浜（よなはまえはま）ビーチ」は宮古島の美しい海を堪能できる定番観光スポット。
春先から秋までの長い期間遊泳可能で、各種マリンスポーツも楽しむことができます。
ほかにも、「東平安名崎（ひがしへんなざき）」や「パイナガマビーチ」は、宮古島を代表する美しい海辺の景色が広がる絶景スポットです。
海に潜らずとも熱帯魚と間近で触れ合える「宮古島海中公園」もおすすめ。
アクリル板から海の中を覗くことができる施設やシーサイドカフェなどが併設されています。
また、島々を結ぶ橋を渡って宮古五島をドライブで巡るのもおすすめです。
宮古島諸島はトロピカルフルーツの生産が盛んな島々でもあるので、マンゴーやパイナップルといった南国のくだものを楽しむことができるお店も充実しています。
八重山諸島
さいごは美しい自然が広がり、個性豊かな歴史や文化を体感できる八重島諸島。
沖縄県の離島観光のなかでも最もポピュラーと言える「石垣島」。
空港があり、リゾートホテルも立ち並ぶので離島初心者でも観光しやすいです。
美しい海ではマンタと出会えることも。
独自の歴史や文化を感じられる雰囲気や体験が人気の「竹富島」。
水牛車に乗ってガイドさんの三線を聞きながら、石垣島の自然や文化と一体化できる体験が観光の定番。
のどかな町並みや人々のあたたかさに触れられる魅力ある島です。
八重島諸島最大の島である「西表島」も全国的に知られている離島。
「イリオモテヤマネコ」に代表される独自の生態系が発達しており、ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。
日本最西端の「与那国島」は海の向こうに台湾が見えるほど外国に近い島。
天然記念物の「ヨナグニウマ」の放牧や漁業が盛んです。
まとめ
沖縄県の離島の定番観光スポットについてご紹介しました。
沖縄本島とはまた違った豊かな自然が広がり、異なった歴史を歩んできた離島には、それぞれに独自の魅力が詰まっています。
観光客が大勢訪れるにぎやかな島から地元の文化に親しめる島まで、旅行の目的や好みに応じてさまざまなプランを組むことができます。
皆さんも沖縄の離島へ旅に出てみませんか。