ここにしかない絶景を探しに―鹿児島県・離島の旅をご紹介

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ここにしかない絶景を探しに 鹿児島県・離島の旅をご紹介

全国で3番目に多くの離島を持つ鹿児島県。
そのなかの28もの島々には今も人々が暮らしており、本土とはまた違った個性豊かな歴史や文化を今に伝えています。

屋久島、奄美大島などをはじめ、南国の自然豊かな島では、ほかではできないような経験やそこにしかない絶景があなたを待っています。

本記事では、ぜひ旅行に行ってみたい、鹿児島県の離島をご紹介していきたいと思います。

美しい自然とそこに根付く唯一無二の文化

温帯から亜熱帯まで、南北に連なる鹿児島の離島はバラエティーに富んだ、ダイナミックで美しい自然が楽しめる人気の観光スポット。

場所によってはアクセスが不便なところもありますが、その分出会ったことの無いような雄大な景色や独自の文化が広がっています。
鹿児島の離島はどれも魅力的な場所ばかりなのですが、まずはどこから旅してみようかと迷ってしまいますよね。

ここでは鹿児島の数ある離島のなかでも、特に観光客に人気の7つの島をご紹介したいと思います。

新島

鹿児島市のシンボル・桜島のすぐそばに誕生した新島。
桜島・浦之前港から週3日運航されている連絡船に乗ること約10分で到着し、日程や時刻などを合わせれば鹿児島市内と合わせて気軽に観光しやすい離島です。

安永年間の桜島の噴火によって生まれた島で、数百人が住んでいることもありましたが、人口減少などにより一時期無人島になり、現在は一組のご夫婦が暮らしています。

獅子島

九州本土から大橋を渡り、長島本島からさらに乳之瀬橋を渡って、諸浦島の港からフェリーで約20分の場所にある獅子島。
鹿児島県最北端の島で、青い海、高い空、山の緑と自然の色彩が調和した美しい景観が広がっています。

甘夏やデコポンなどの栽培が行われており、ブリやタイの養殖が盛ん。
各種漁業を体験することも可能です。

恐竜の歯やアンモナイトなどの化石が発掘されたことでも知られています。

長島土産と言えば「赤巻き」。
あんこをカステラ生地でロールケーキのようにして巻き、その上からさらにお餅を巻いたもので、紅白のお餅で作ってお祝い事の際に食べられることもあります。
素朴な甘さにほっこりとするお菓子です。

屋久島

ユネスコの世界自然遺産に登録されたことで一躍脚光を浴びた屋久島。
太古の昔から変わらない手付かずの自然は、訪れた人々を圧倒します。

なかでも巨大な屋久杉は観光の定番。
自然の力強さや神秘を感じさせます。

島の大部分に広がる広葉樹林、大川(おおこ)の滝、千尋(せんぴろ)の滝、海辺の温泉など、とにかく見どころがたくさんあり、何度も訪れたくなる島です。

ホテル、旅館、レンタカー、タクシー、バスなど、観光に必要なものがかなり整備されているので、初めての離島旅にもおすすめです。

トカラ列島

屋久島と奄美大島の間に連なる12の島々で構成されるトカラ列島。
九州本土や奄美大島から週2~3回運航されているフェリーで渡ることができます。

コバルトブルーの美しい海には熱帯魚が泳ぎ、火山列島ならではの自然や温泉、独自に発達した生態系など、普段は見ることのできない自然と触れ合える南国の島々です。

買い物できる場所が限られているため事前のリサーチや準備が欠かせませんが、亜熱帯気候の植生と独自の文化が織りなす非日常な島の旅に出かけてみませんか。

無形文化遺産に登録されている「悪石島ボゼ祭り」が行われる8~9月あたりがおすすめです。
海水浴やマリンアクティビティも楽しめます。

奄美大島

屋久島と並ぶ鹿児島県の離島旅行の定番・奄美大島。
県内最大の離島で、飛行機でのアクセスが可能で毎年世界中から多くの人が訪れます。
「奄美ブルー」と呼ばれる美しい海は海水浴に最適。

サンゴの石垣が続く道や見晴らしが良く夕日が美しい「宮古崎(みやこざき)」など、ここでしか見られない景観が広がっています。

九州本土や沖縄ともまた違う独自の文化が発達してきた地域で、「ショチョガマ」「秋名アラセツ行事」など、季節や地域ごとにユニークなお祭りがあるのも魅力的。

「とりめし」とはまた違った「鶏飯(けいはん)」や、ソーメンを炒めた「油そば」などの郷土料理や、ここでしか醸造されていない「黒糖焼酎」、甘酒のような味わいの「ミキ」など、個性的な郷土料理もたくさんあります。

喜界島

奄美大島から15分ほどでアクセスできる喜界島(きかいじま)。
サンゴ礁が隆起してできた島で、現在も隆起が続いているそうです。

樹齢100年を超える手久津久(テクヅク)のガジュマルはその大きさに圧倒される島のランドマーク。

源平や太平洋戦争関連の史跡めぐりや、熱帯魚が泳ぐ海岸でのダイビングもおすすめです。

与論島

さいごは沖縄からもアクセスできる鹿児島県最南端の島・与論島。
沖縄と薩摩の両方の文化に大きく影響された独自の歴史や文化や、南国リゾートのような美しい景観が特徴です。

1日に数時間しか現れない幻のビーチである「百合ヶ浜」が特に有名で、周りをぐるりと海に囲まれています。

夜は南十字星(サザンクロス)が観測できる展望台もおすすめです。

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