日本で初めて国立公園に指定された霧島。
豊かな自然と神話に関連した神秘的なパワースポットを堪能できる人気の観光スポットです。
四季の自然を眺めながらのハイキングやトレッキング、サイクリング等のアクティビティ、由緒ある霧島神社への参拝、規模も個性もさまざまな温泉など、さまざまな魅力にあふれています。
黒豚、焼酎、お茶など、グルメも豊富です。
本記事では、霧島の定番観光スポットをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
鹿児島県と宮崎県にまたがる神秘と大自然
鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山。
そこから生まれる自然の美しさや、神話に関連したパワースポットなど、多彩な魅力を持っています。
グルメや温泉が充実しているのも霧島の魅力です。
ここでは、霧島の定番観光スポットをご紹介しつつ、その魅力に迫っていきたいと思います。
霧島神宮
霧島観光で外せないのが「霧島神宮」。
古事記や日本書紀に描かれている神話「天孫降臨」の主人公である邇邇芸命(ニニギノミコト)をお祀りしている神社です。
本殿、幣殿、拝殿はいずれも国宝に指定されており、廊下や勅使殿は国の重要文化財になっています。
神宮に古来より伝わる9つのお面・九面は、お金などの工面(くめん)と紐づけられて信仰されており、お守りやグッズをゲットするとご利益があるかもしれません。
周囲は霧島の豊かな自然に囲まれ、紅葉の名所や「神水峡」などの絶景スポットも合わせて訪れてみてください。
高千穂峰
標高1574メートルを誇る霧島の第2峰です。
先ほどもご紹介した神話「天孫降臨」の舞台にもなった場所で、頂上にある「天の逆鉾」は邇邇芸命が突き立てたと言われるもので、後ほどご紹介する「霧島東神社」の御神体です。
四季の自然の移ろいが美しい絶景スポットで、山頂へと向かう道は遊歩道になっており、季節の花々を楽しみながら霧島の自然を満喫できます。
霧島東神社
宮崎県側にある歴史ある神社。
先ほどもご紹介した「天の逆鉾」をお祀りしており、鹿児島県側の霧島神宮が「西霧島宮」と呼ばれているのに対して、「東霧島宮」と呼ばれ親しまれてきました。
地下水が溜まってできた火口湖「御池(みいけ)」には神秘的な雰囲気が漂います。
奥深い自然の中に佇む豪華な社殿は圧巻です。
千里ヶ滝
上段、中段、下段の三段から成り、落差はなんと75メートルもある大迫力の滝。
駐車場の近くにある落差50メートルの上段の滝は、水しぶきを上げて落ちる滝と周囲の木々が圧倒されるような絶景を生み出しています。
少し足を延ばして霧島第二発電からは、中段の滝、下段の滝も見渡すことができます。
滝と周囲の四季折々の自然のコントラストが美しく、特に秋の紅葉のシーズンがおすすめです。
鹿児島神宮
「海幸山幸」の神話にゆかりのある鹿児島神宮。
国の重要文化財に指定されている本殿や勅使殿は龍の彫刻や天井の植物絵が美しく見ごたえがあります。
一説には桜島を祀っていると言われている由緒正しい歴史ある神社です。
春の「初午祭」や秋の「隼人浜下り」といったお祭りには多くの人が訪れます。
えびの高原
江戸時代の噴火によって出来た硫黄山の火山活動の影響でススキやミヤマキリシマの草原が広がるえびの高原。
韓国岳、甑岳の登山口になっており、ホテルや土産物店、キャンプ場なども充実しています。
霧島にしかないノカイドウが自生しているなど、独自の美しい自然が堪能できます。
高千穂牧場
霧島連山の麓にある「高千穂牧場」。
牛、馬、羊たちとの触れ合いや、牧場見学、乳製品の手作り体験などができる観光スポット。
世代を超えて楽しめる場所なので、友達、恋人、家族など、誰と行っても楽しめる観光牧場です。
ソーセージ、ハム、チーズ、牛乳、ヨーグルト、ソフトクリームなど、その場で食べたりお土産にしたりできるグルメも充実しています。
霧島アートの森
草間彌生やアントニー・ゴームリーなど、著名な現代アーティストの作品を展示している美術館。
国内外の作家たちが実際にこの場所を訪れて作成した野外展示の作品は必見です。
乗馬やトレッキングが体験できる「霧島アート牧場」がすぐ近くにあるので、あわせて訪れてみてください。
霧島温泉郷
さいごに、日ごろの喧騒を忘れさせ、旅の疲れを癒してくれる霧島の温泉をご紹介したいと思います。
大小9つの温泉から成る霧島温泉郷は、それぞれ違った泉質や効能を持つバラエティ豊かな温泉地。
特に観光地へのアクセスが良い「丸尾温泉」は非常に人気があります。
観光案内所「霧島温泉市場」を中心に土産物店や飲食店が立ち並び、足湯も楽しめます。
霧島温泉郷からほど近い「丸尾滝」もおすすめの観光スポット。
高さ23メートル、幅16メートルの滝で、付近の温泉水が集まって流れているため冬には湯けむりが立ちのぼります。
夜のライトアップも幻想的で素敵なのでぜひ足を運んでみてください。