茨城県の海沿いに位置するひたちなか市。
レトロなローカル線が走る海沿いののどかなまちで、近年新鮮な海の幸やフォトスポットがSNSを通じて話題になっています。
都心からのアクセスが良好で、電車やマイカーでの日帰り旅行も可能。
宿泊してゆっくりと観光を楽しむこともできます。
本記事では、海沿いを走るローカル線・ひたちなか海浜鉄道や、ひたちなかの定番観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
都心からもアクセス抜群の人気観光地
茨城の豊かな自然や海沿いのまちを駆け抜けていくレトロなディーゼル車。
潮風と季節の花々が薫る沿線のまちには、個性豊かな観光スポットや、新鮮な魚介や干し芋などの魅力的なグルメがそろっており、最近では若い女性を中心に注目を集めています。
1日中家族で遊ぶことができるレジャー施設から、風情あるローカル鉄道、海鮮、SNSで話題のフォトスポットなど、幅広い層から人気のある観光地です。
マイカーだけでなく、公共交通機関でのアクセスも可能。
品川駅からひたちなかの玄関口である勝田駅まではJR常磐線を利用して85分ほど。
そこから主要観光地までは、バスやひたちなか海浜鉄道を利用してアクセスすることができます。
ひたちなか海浜鉄道について
ひたちなか市を走るローカル鉄道であるひたちなか海浜鉄道。
茨城交通から湊線を受け継いだ第三セクター鉄道です。
JR常磐線の勝田駅から阿字ヶ浦駅までの計11駅を繋いでおり、走行距離は14.3キロメートル。
レトロでかわいらしい車体が人気で、ひたちなかの主なレジャー施設や観光スポットが沿線に集結しています。
ローカル線ならではの田園風景や、自然豊かで歴史も感じることができるエリア、車窓から海が見えるエリアなど、沿線のまちや車窓から見える景色も魅力的です。
ネモフィラの季節には国営ひたち海浜公園へ向かう観光客が多く利用します。
沿線をゆっくりと観光するなら1日フリー乗車券がおすすめ。
それぞれの駅やその周辺のまちに魅力があるので、ぜひ途中下車してひたちなか観光を楽しんでください。
観光の中心である那珂湊駅からはレンタサイクルのサービスもあります。
ひたちなかの定番観光スポット。
では、ひたちなか海浜鉄道を中心に、ひたちなかの定番観光スポットについて見ていきたいと思います。
国営ひたち海浜公園
四季折々の花が咲き誇る海辺のレジャー施設。
茨城県内でも有数の人気観光スポットです。
春のネモフィラが美しく、見ごろを迎える時期には多くの観光客が訪れ、特別列車も運行されます。
花畑だけでなく、各種イベントやアトラクションも充実しているので、家族で1日中楽しむことができます。
那珂湊おさかな市場
地元で獲れた新鮮な魚が並ぶ市場。
かなりお得な価格で美味しい魚介類が食べられるとあって、市場には行列ができることも。
回転寿司やレストランもあり、その場で新鮮な魚介を堪能することもできます。
酒列磯前神社
医薬、お酒、温泉などの神様で、地元の人々にも親しまれている神社。
樹齢300年を超えるヤブツバキやタブノキが密生している参道や海の見える鳥居はフォトスポットとしても人気で、若い女性を中心に話題を呼んでいます。
ほしいも神社
干し芋をイメージした斬新なデザインの鳥居が話題を呼んだ、令和元年創建の新しい神社。
「ホシイモノ(欲しいもの)は総て手に入る」という願いが込められているそうで、正式には「堀出神社」と言うそうです。
デザイナーの方が考案したという、いも版のようなかわいらしい御朱印も人気があります。
アクアワールド茨城県大洗水族館
60種ものサメを飼育していることでも知られる、国内でも有数の規模を誇る水族館。
「出会いの海の大水槽」、「悠久の海ゾーン」、「神秘の海ゾーン」などを中心に、約580種68,000点の海の生き物と触れ合うことができます。
イルカショーやアシカショーも開催されており、家族、恋人、友達など、誰と行っても思いっきり楽しめること間違いなしです。
沢メキ踏切
殿山駅と平磯駅のちょうど中間地点にある、海が見える踏切。
天気が良ければ、ひたちなか海浜鉄道と踏切の奥に海面がキラキラと輝く景色を見ることができます。
踏切周辺の、「道メキ」、「沢メキ」という珍しい地名にも注目です。
また、平磯駅の近くには中世代白亜紀の地層が見える海岸もあるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
虎塚古墳
中根駅付近にある前方後円墳。
春と秋には内部を一般公開しており、紋様が描かれた石室の壁や副葬品の武具などを見ることができます。
まとめ
ひたちなか海浜鉄道とひたちなかの定番観光スポットをご紹介しました。
都心からのアクセスも抜群で、大きなレジャー施設もそろうひたちなか市。
新鮮魚介類や干し芋など、グルメも充実しています。
鉄道やまち自体も個性的で魅力に溢れているので、ぜひゆっくりと観光を楽しんでみてください。