都心近くで豊かな自然に触れよう!秩父の定番観光スポット

国内旅行情報

都心近くで豊かな自然に触れよう 秩父の定番観光スポット

都心からのアクセスも良く、日帰り旅行や週末などを利用した小旅行にぴったりな秩父エリア。
埼玉県西部に位置する豊かな自然と歴史あるまち並みが魅力的なまちで、アニメなどのロケ地にもなっていることから、都内に住む人を中心に注目を集めています。

かつて「秩父七湯」とも呼ばれた温泉郷もあり、温泉でゆったりと一泊して旅の疲れを癒すことも可能です。

本記事では、テーマごとに秩父の魅力について触れながら、定番観光スポットをご紹介していきたいと思います。

秩父へのアクセス

まずは、秩父へのアクセスから見ていきましょう。

都内から車でアクセスする場合は、関越自動車道の花園ICから国道140号線を秩父方面道なりに50分ほど。
寄居から皆野寄居バイパス(有料/普通車430円・軽自動車320円)を利用すると便利です。

圏央道からアクセスすることもでき、狭山日高ICから国道299号線を秩父方面道なりに65分ほど。

いずれもゴールデンウィークやお盆の時期には大変混雑しますので、基本的には公共交通機関の利用がおすすめ。

秩父鉄道を利用する場合は、熊谷駅から秩父駅まで急行を利用して60分ほど。
熊谷駅、秩父駅の両駅とも「SLパレオエクスプレス号」が停車しますので、事前に予約をしてSLの旅を楽しむのも良いですね。

西武鉄道を利用する場合は、西武池袋駅から西武秩父駅まで特急を利用して85分ほど。

現地での移動は西武バスやタクシーの利用が便利です。

秩父の自然

ここからはテーマごとに秩父の魅力や定番観光スポットについてご紹介していきたいと思います。

まずは秩父の自然に着目して見ていきましょう。
秩父地方の多くは山地になっており、山や川の豊かな自然が楽しめるエリアです。

紅葉が美しい「長瀞(ながとろ)渓谷」、色とりどりの花々が咲き誇る「羊山公園」といった景勝地以外にも、川下りやカヌー体験、観光農園や観光牧場などの体験も充実しています。
春に咲き誇る花々、夏に生い茂る緑、秋に色づく紅葉を眺めながら体を動かせば、日ごろの喧騒を忘れてのびのびと過ごすことができるはず。

冬には氷柱がみられ、特に「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」、「尾ノ内百景の氷柱」、「氷(兵)ノ沢 あしがくぼの氷柱」の3つは「秩父三大氷柱」として知られています。

秩父のまち並み

続いては、ロケ地などにもよく利用される、秩父のまち並みについて見ていきましょう。

古くから山間部の門前町、市場町、宿場町として栄えた秩父市街地。
それらの要素が交じり合ったまま発展し、江戸時代の忍藩政下時代には陣屋が置かれました。

やがて絹取引でも栄えるようになり、明治時代中期から昭和初期にかけては「秩父銘仙」と呼ばれる絹織物が全国的な人気を博しました。
現在でも秩父には、銘仙問屋の店舗であった建物を利用している「秩父ふるさと館」、かつて問屋が建ち並んでいた「黒門通り」、宿場町の名残を残す「贄川宿通り」など、まるでタイムスリップしたかのようなレトロな建物やまち並みが多く残っています。

医院やたばこ屋、カフェなどのノスタルジックな雰囲気を残す洋風建築が建ち並ぶ「番屋通り」もおすすめ。

「下町(もとまち)」と呼ばれた花街の跡も残っており、さまざまな角度から秩父の歴史に触れることができます。

秩父三社

さいごに、「秩父三社」についてご紹介したいと思います。

「秩父三社」とは、秩父地方を古くから見守ってきた「宝登山神社」、「秩父神社」、「三峯神社」の3つの神社の総称です。
秩父を旅行してみたいけれど、どこに行けば良いのか迷っているという方は、ぜひ「秩父三社」のお参りから考えてみてください。

「宝登山神社」は、「日本書紀」にある日本武尊の東征にも登場する由緒ある神社。
本殿の色鮮やかな欄干の装飾が美しく、特に江戸時代の末期から熊谷市で活躍した彫刻師・飯田岩次郎の作である本殿正面の5頭の迫力ある龍は必見です。

秩父の総鎮守として古くから人々の信仰を集めてきた「秩父神社」。
本殿には、日光東照宮の「眠り猫」を作ったと伝わる江戸時代の彫刻家・左甚五郎の作である「子宝・子育ての虎」や「つなぎの龍」など、色鮮やかな装飾がなされています。
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている「秩父夜祭」が行われることでも知られています。

標高1102メートルの場所に位置する霧深い「三峯神社」。
白いオオカミが日本武尊をこの地に導いたという伝承から、境内のいたるところにオオカミの像があり、お守りにもそのモチーフがデザインされています。

三社とも歴史ある人気のパワースポット。
特に「秩父神社」と「宝登山神社」の二社はそれぞれ秩父鉄道の秩父駅、長瀞駅から徒歩圏内にありますので、車が無くても気軽に参拝できます。

まとめ

秩父エリアの定番観光スポットについて解説しました。

豊かな自然と歴史や文化を感じるまち並みが魅力的な秩父。
由緒ある秩父三社にお参りするのも良いですね。
都心からのアクセスも良いので、ぜひ訪れてみてください。

関連記事

カテゴリー
アーカイブ