ぜひとも行ってみたい!中国・四国地方の神社仏閣

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ぜひとも行ってみたい 中国・四国地方の神社仏閣

長い間、人々の生活と信仰に寄り添ってきた神社仏閣。
歴史上の有名人が関わっているものも多く、その土地の歴史、自然、文化を深く知り、体感できる場所になっています。

また、建立された当時の優れた建築様式、美術、技術、文化芸術の粋が集められているだけでなく、静謐な空気感に浸ることができるのが神社仏閣です。

本記事では、ぜひとも行ってみたい、中国・四国地方の神社仏閣についてご紹介していきたいと思います。

中国・四国地方の神社仏閣

日本海、瀬戸内海、太平洋の3つの海に囲まれた明光風靡な中国・四国地方。
古い歴史書に登場する神社仏閣も多く、神話の神秘やその土地の長きにわたる時の流れを感じることができます。

その地域の歴史、自然、文化が調和した空間である神社仏閣。
観光の合間に気軽に立ち寄ることができるのも魅力のひとつです。

ここからは、中国・四国地方の神社仏閣をいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。

中国地方

吉備津神社(岡山県)

童話「桃太郎」のもとになった「温羅退治」の伝説がある神社。
百済(現在の朝鮮半島)の王子・温羅が足守川の西側の新山に城を作って住み着き、乱暴狼藉を働いていたところを、朝廷が派遣した吉備津彦が退治した、という神話です。

実際、岡山県には「鬼ノ城」という朝鮮式の古代城郭が残されていますが、文献には登場せず、現在も発掘調査が続く謎多き山城です。

絢爛豪華なつくりの本殿や独自の形式をとる拝殿はともに国の重要文化財に指定されており、とても見ごたえがあります。

大聖院(広島県)

宮島と言えば、満潮になれば社殿が海の上に浮かぶ幻想的な建築が特徴の「厳島神社」が有名です。
厳島神社に比べれば知らないという方も多いかもしれませんが、弥山にある大聖院も、古くから名だたる偉人たちの信仰を集めてきた重要なお寺として知られています。

真言宗を開いた空海が唐での修行を終えて帰国した際に弥山で修業し、開基したお寺。
豊臣秀吉や伊藤博文ともゆかりのあるお寺で、山頂から見渡す瀬戸内の島々はまさに絶景です。

廣瀬神社(広島県)

かつて中国の覇者として名をはせた毛利元就の孫・輝元が広島城築城の際に創建した神社。
毛利家は関ヶ原の戦いで西軍の総大将を務めたため長州(現代の山口県)へ転封となってしまいますが、その後も地元の人々の信仰の拠り所となっていました。

原爆によって主だった建物は焼失してしまいましたが、鳥居や狛犬などは現存しており、戦争の恐ろしさや、原爆にさえも耐え抜いた鳥居や狛犬の力強さのようなものを感じます。

出雲大社(島根県)

「国譲りの神話」にも登場する、日本を代表する由緒ある神社。
「豊葦原の瑞穂国」を築き、天照大御神に譲った大国主大神様をお祀りする神社で、「因幡の白兎」のお話にも関連が深い場所です。

古代から連綿と続く長い歴史や巨大なしめ縄が有名で、古くから多くの人々からの信仰を集めています。

須佐神社(島根県)

ヤマタノオロチを退治したことで知られる須佐之男命をお祀りする神社。
「出雲国風土記」や「延喜式」にも記述が確認できる歴史ある神社で、周囲を囲む豊かな自然にも神秘的な力を感じます。

令和7年には「令和の御遷宮」が行われ、本田の遷宮や拝殿の改修などが大々的に行われます。

瑠璃光寺(山口県)

国宝の五重塔で知られる、境内の四季の移ろいが美しいお寺。
「西の京」とも言われた大内氏時代の長門・周防国(現在の山口県)を代表する建築物です。

京風の雅な雰囲気と地元の豊かな自然が見事に融合した美しい景観が注目され、海外の著名な雑誌でも取り上げられ話題になりました。

令和5~8年にかけて「令和の大改修」が行われており、特別拝観や屋根の檜皮に自分の名前や願いを書き込むこともできます。

四国地方

金刀比羅宮(香川県)

「こんぴらさん」の名で広く親しまれている、四国を代表する神社。
江戸時代には伊勢神宮や善光寺などと並んで人気の観光スポットとなり、現在も各地から多くの参拝客が訪れます。

785段もの石段が続くことで有名ですが、御本宮では眼下に広がる絶景を楽しむことができます。

伊佐爾波神社(愛媛県)

「延喜式」にも記録が残るほど長い歴史を持つ伊佐爾波(いさにわ)神社。
現在の社殿は、松山藩主・松平定長が江戸城での弓の競技の必中を祈願し、見事成就したお礼に建て替えられたものであると言われています。

道後温泉にも近いので、愛媛県を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

土佐国分寺(高知県)

「土佐日記」を記した紀貫之が国司として土佐国に赴任した際、4年ほど過ごしたことで知られるお寺。
四国八十八か所霊場のひとつでもあり、古くから人々の信仰を集めてきました。

四季折々の自然が広がり、金堂、薬師如来像、梵鐘は国の重要文化財に指定されています。

まとめ

中国・四国地方の神社仏閣についてご紹介しました。

ご紹介した神社仏閣はごく一部に過ぎませんが、中国・四国地方にはほかにも魅力的な神社やお寺がたくさんあります。

次のお休みは、神社仏閣を巡って心も体も洗われるような旅に出かけてみませんか。

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