首都圏からの旅行やお出かけにもピッタリな関東甲信越地方。
世界有数の大都会のすぐそばにも、人々が積み重ねてきた長い歴史を思わせるお祭りが数多く受け継がれています。
その土地の伝統や情熱が詰まったお祭りに参加してみませんか。
お祭りは旅の中でも特別な思い出として心の中に残ること間違いなし。
本記事では、関東甲信越地方のお祭りについてご紹介していきたいと思います。
関東甲信越地方のお祭り
地域ごとに特色豊かな関東甲信越地方ではさまざまなお祭りが催されています。
その土地のその瞬間しかないお祭りの盛り上がりをぜひ体感してみてください。
なお、お祭りのシーズンはホテルも航空券も手配しづらくなってしまいます。
早めに旅行の計画を立てておくと良いでしょう。
ここからは、関東甲信越地方で開催される代表的なお祭りをいくつかピックアップして見ていきたいと思います。
甲信越地方
長岡花火大会(新潟県)
日本を代表する大規模な花火大会。
日本三大河川のひとつである信濃川の上を、色とりどりの花火が鮮やかに輝きます。
名物となっている「正三尺玉」をはじめ、音楽に合わせてテーマ性のある演出を行うなど、非常に見応えがあり幅広い世代で楽しむことができます。
「洋風かつ丼」や「へぎそば」などの長岡グルメもあわせて堪能してみてください。
毎年8月に開催されます。
御柱祭(長野県)
古来より人々の信仰を集めてきた諏訪大社の7年に一度のお祭り。
申と寅の年に宝殿を建て替える行事で、正式には「式年造営御柱大祭」と呼ばれています。
樹齢150年を超えるモミの大木を人の手で曳く様子は、厳かでありながら迫力満点。
4社ある宝殿の四隅の柱を切り出すので、合計で16本もの大木を人力で山から里まで運び込みます。
次の御柱祭は2028年の予定です。
関東地方
水戸黄門まつり(茨城県)
「水戸のご老公」でおなじみの水戸黄門のお祭り。
水戸黄門こと水戸光圀は、史実では「大日本史」を編纂した水戸学の始祖として広く知られています。
「山車巡行」や「神輿連合渡御」、「水戸黄門カーニバル」、「水戸黄門提灯行列」など、見どころが満載。
一般参加可能なイベントが多いこともあり、毎年多くの観光客が訪れます。
毎年8月に開催されます。
佐原の大祭(千葉県)
「小江戸」とも呼ばれている佐原を代表するお祭り。
7月に行われる「八坂神社祇園祭」と、10月に行われる「諏訪神社秋祭り」を総称して「佐原の大祭」と呼ばれることが多いです。
古き良き雰囲気が残る佐原のまちを、「佐原囃子」に合わせて山車が練り歩く様子は、まるでタイムスリップしてきたかのよう。
佐原観光と合わせて参加してみたいお祭りです。
川越祭り(埼玉県)
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている伝統あるお祭り。
江戸時代の大火からの復興をきっかけに行われるようになった川越氷川神社の例大祭です。
佐原と同じく「小江戸」と呼ばれることもある川越。
風情ある城下町を豪華絢爛な山車が通り抜けます。
毎年10月に開催されます。
秩父夜祭(埼玉県)
埼玉県を代表するお祭り。
「秩父祭の屋台行事と神楽」としてユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。
毎年多くの観光客が訪れ、特に本宮のフィナーレに当たる冬の花火は大きな人気を博しています。
宵宮の曳山も圧倒的な迫力と人々の熱気を楽しめるので、ぜひとも見ておきたいですね。
毎年12月に開催されます。
横浜開港祭(神奈川県)
港町・横浜の夏の風物詩となっているお祭り。
日米修好通商条約を機に、アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5か国に開かれた横浜港。
旧暦7月1日(現在の6月2日)の開港日を記念した「横浜どんたく」というお祭りが発展し、現在のようなかたちに発展していきました。
花火、ダンスイベント、屋台など、多くの人でにぎわう都会のお祭りを楽しめます。
三社祭(東京都)
国内外から多くの観光客が訪れる浅草神社のお祭り。
仲見世通りを中心に100基の神輿が集まり、地元の人から観光客まで大いに盛り上がります。
常に観光客でにぎわう浅草ですが、お祭り当日は屋台なども出店し、さらに活気に溢れにぎやかになるのだそう。
毎年5月に開催されます。
神田祭(東京都)
2年に一度行われる神田明神のお祭り。
神社付近にはさまざまな屋台が並び、秋葉原の電気街も大いににぎわいます。
大阪の天神祭り、京都の祇園祭とともに日本三大まつりのひとつに数えられることも。
隔年で5月に開催されます。
まとめ
関東甲信越地方のお祭りについてご紹介しました。
それぞれの地方の伝統や情熱を直に体験できるお祭りは、その土地に訪れたという強い実感を残してくれます。
関東甲信越地方は普段から地方と比べてホテルの予約がすぐに埋まってしまう地域です。
事前の計画をしっかりと立てて、お祭りの雰囲気や息遣いを思う存分楽しんでください。
次の旅行ではぜひその土地のお祭りに出かけてみませんか。