列車の旅の楽しみと言えば、駅弁を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
移り行く車窓の景色を眺めつつ、その土地の名物を味わうのも旅行の醍醐味ですよね。
売店に並ぶ色とりどりの駅弁は非常に種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。
本記事では、近畿地方のおすすめの駅弁をご紹介していきたいと思います。
近畿地方の駅弁
地元でおなじみの御総菜屋さんのお弁当から、地元の食材を使ったおなじみの定番弁当、長い歴史を持つ郷土食まで、幅広い魅力が詰まった近畿地方の駅弁。
それぞれの土地の魅力を存分に味わうことができます。
ここからは、魅力的な近畿地方の駅弁の中から、おすすめのお弁当をいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。
551蓬莱焼売弁当(大阪府)
大阪の人気中華惣菜店・551蓬莱のお弁当。
近畿圏にしか店舗がないため、まさにご当地の味と言えるお惣菜です。
すべての店舗でお弁当を販売しているわけではありませんが、新大阪駅の改札外の商業施設に入った店舗などで購入することが可能。
焼売、エビ焼売、五目炒飯、春巻き、甘酢団子、小エビの天ぷらが入っており、出来立てを詰めてくれます。
新大阪駅の新幹線改札内ではチルド商品が、在来線改札内ではチルドに加えて通常のお惣菜が販売されているので、定番の豚まんだけを購入してお土産に持って帰るのも良いですね。
ロマン亭錦弁当(大阪府)
大阪の老舗肉卸問屋のこだわりが詰まったお弁当。
肉飯とビフテキの両方を楽しむことができる定番のお弁当です。
タレが絡まった柔らかいお肉が、ご飯によく合います。
KYKヘレとんかつ弁当(大阪府)
こちらも大阪で有名なお総菜屋さんのお弁当。
豚のヘレ肉に豚バラを巻いて揚げたヘレとんかつが名物で、ほかのお店とは違い丸いかたちをしているのが特徴です。
ジューシーなヘレとんかつと甘酸っぱい洋風ソースがご飯によく合います。
手毬寿司(京都府)
料亭の仕出し弁当のような華やかで高級感のある京都の駅弁の中でも、比較的手が出しやすい価格帯の駅弁。
手毬寿司とは、ひとくちサイズの小さなお寿司のこと。
舞妓さんが口紅を付けずに食べられるように、と作られたのが始まりと言われており、「京寿司」と呼ばれることもあります。
ころころとかわいらしいフォルムとサイズが特徴で、定番の寿司ネタ以外にも、京都らしい湯葉のお寿司が入っています。
ひっぱりだこ飯(兵庫県)
明石の名産であるタコを使用した、全国的にも有名なロングセラー駅弁。
タコ壺のような陶器製の容器に、ご飯、タコ、アナゴ、季節の野菜などが盛り付けられています。
インパクトのある見た目とタコの旨みを堪能できる味わいが人気の駅弁です。
山陽新幹線の全開通50年を記念した500系とコラボしたバージョンもあり、ランダムで新神戸の駅名標、新幹線300系・N700S・923形のキーホルダーが付いてきます。
ノベルティは無くなり次第終了してしまうようですが、コラボ商品の販売自体は継続されるそうです。
別売りで蓋も販売されています。
あなご飯(兵庫県)
姫路名物のあなご飯をメインにした駅弁。
国宝・姫路城が大きくデザインされたパッケージが印象的で、先ほどご紹介した「ひっぱりだこ飯」と並ぶ兵庫県を代表する駅弁になっています。
ご飯の上に焼きアナゴ、錦糸卵、椎茸、煮物、奈良漬などがのせられたシンプルなお弁当です。
ふっくらとしたあなごは特性のタレで煮込まれており、ご飯によく合います。
柿の葉ずし(奈良県)
吉野で古くから食べられてきた柿の葉寿司。
手を汚すことなく手軽に食べられることから、駅弁としても人気があります。
酢飯と塩漬けにしたネタを柿の葉で包んだ押し寿司で、もとは内陸部の奈良でもおいしくサバをいただけるようにと編み出されたもの。
ネタとしてはサバやサーモン、タイ、アジなどが定番です。
近江牛すき焼き弁当(滋賀県)
滋賀県の名産である近江牛をふんだんに使った少し贅沢な駅弁。
ご飯の上に、甘辛い秘伝のタレでじっくり煮込んだ近江牛、玉ねぎ、青ネギがのっており、中心にはとろりとした温泉卵が添えられています。
牛肉の旨みや風味と甘辛のタレが絶品で、ご飯にも非常によく合います。
付け合わせの煮物や漬物も牛肉にぴったりです。
湖北のおはなし(滋賀県)
唐草模様の風呂敷を開けると、お弁当箱がすだれに包まれており、パッケージのこだわりも強く感じる駅弁。
鴨のロースト、赤かぶ、えび豆などの湖北の名産を中心に、どこか懐かしさを感じるおかずが並ぶお弁当になっています。
季節によっておこわが変わるのも楽しいですね。
まとめ
近畿地方のおすすめの駅弁についてご紹介しました。
その土地の特産品やご当地グルメ、郷土料理などを手軽に味わうことができる駅弁は、目的地に到着する前から旅への期待感を高めてくれます。
ぜひ美味しい駅弁と一緒に列車での旅を楽しんでください。