北海道の県庁所在地にして最大の都市である札幌。
人口も国内で4番目と、全国的に見ても大きなまちです。
巨大な都市としての側面だけでなく、北海道がこれまで歩んできた歴史を象徴する建物や、北海道らしさを感じられるスポットが多くあります。
公共交通機関が発達しており、各観光スポットへの移動がスムーズにできるのも魅力的です。
本記事では、札幌の定番観光スポットについてご紹介していきたいと思います。
札幌へアクセス
まずは札幌へのアクセスについて見ていきましょう。
北海道はほかの都府県と比較するとかなり広大な面積を誇っており、道内には主要空港がいくつもあります。
札幌へ向かう場合は、新千歳空港を利用するのが一般的。
新千歳空港は国内第2位の規模を誇る大きな空港で、羽田空港と新千歳空港を結ぶ便は本数も多く旅程を自由に組むことができます。
羽田空港から新千歳空港までのフライト時間は90分ほどで、新千歳空港から札幌市街地へはJR快速で40分ほど、リムジンバスで70分ほどです。
また、札幌市内にある札幌丘珠空港からは、函館、釧路、女満別など、北海道中の空港へ飛行機が飛んでいます。
札幌の定番観光スポット
ここからは、札幌市街地を中心に定番観光スポットを見ていきたいと思います。
札幌市時計台
まずは札幌のシンボルともいえる時計台。
北海道大学の前身である札幌農学校の施設であったもので、正式には「旧札幌農学校演武」と呼ばれています。
初代教頭であるクラーク博士の構想に基づいて建設されたこの時計台は、軍用施設、市立図書館などを経て、今も札幌のまちとそこに住む人々を見守り続けています。
北海道庁旧庁舎
約80年にわたって実際に使用されていた旧庁舎。
アメリカのネオ・バロック様式を採用したレトロな外観から、「赤れんが庁舎」の名称で親しまれています。
市街地の大通りの突き当たりに堂々とそびえたっている姿が印象的で、季節によってさまざまな顔を見せてくれる札幌のランドマークです。
館内は無料開放されており、北海道の歴史に関する資料も展示されています。
大通公園
市民の憩いの場であり、多くの観光客が訪れる札幌のメインストリート。
オフィス街に囲まれた名前どおりの大通りでありながら、豊かな緑に癒される都会のオアシスです。
「YOSAKOIソーラン祭り」、「さっぽろ夏祭り」、「さっぽろオータムフェスト」など、北海道を代表する大きなイベントの会場としても使用されています。
さっぽろ羊ヶ丘展望台(クラーク博士像)
「少年よ大志を抱け」の言葉で知られる札幌農学校の初代教頭・クラーク博士の銅像があることで知られているさっぽろ羊ヶ丘展望台。
羊ケ丘と呼ばれている通り、クラーク博士の後ろの草原では羊たちがのびのびと過ごしています。
ラベンダー刈りや雪遊びのような季節のイベント、ジンギスカンを楽しめるレストラン、さっぽろ雪祭りの歴史を学ぶことができる資料館など、幅広い世代が楽しめる観光スポットです。
円山公園
札幌を代表する桜の名所として知られている円山公園。
天然記念物に指定されている円山原始林のほか、国の樹木試験場であった頃の名残や野生のリス、野鳥など、都会でありながら豊かな自然と触れ合うことができる場所になっています。
モエレ沼公園
フォトスポットが集結した札幌屈指のアートパーク。
イタリア生まれの彫刻家・イサム・ノグチの手によるもので、公園全体がひとつの彫刻作品となるように設計されています。
なかでも三角形と四角形のガラスによって構成された「ガラスのピラミッド」は公園のシンボルになっており、時間や季節によって見え方が変わることからSNS映えすると人気のスポットです。
9月には「北海道芸術花火大会」が開催され、多くの人々でにぎわいます。
すすきの
北海道を代表する歓楽街。
鮮やかなネオンがきらめく夜の街には、居酒屋、クラブ、バー、カラオケ、ショーパブ、ラーメン店、ホテルなどさまざまなものが集まっています。
北海道ラーメンや海鮮丼、ジンギスカンなど、北海道名物を堪能したいならまずすすきのを訪れてみてはいかがでしょうか。
8月に開催されるすすきの祭りでは花魁道中、御神輿、太鼓演武などの催しが行われ、華やかで勇壮ないつもとは少し違った北海道の夏の夜を過ごすことができます。
サッポロビール博物館
レンガ造りのレトロで重厚な建物が印象的な日本で最も歴史あるビールの博物館。
ガイドの解説を聞きながら、北海道開拓使の歴史と密接な関わりのあるサッポロビールの歴史を辿ることができます。
開拓使時代の味を再現した「復刻札幌製麦酒」や定番の「黒ラベル」などを試飲できるのもこの博物館の醍醐味。
明治時代に建てられた貴重な建物にも注目して見学してみてください。
まとめ
札幌の定番観光スポットについてご紹介しました。
北海道の玄関口であり交通の便も良い札幌は、北海道初心者でも観光しやすい場所になっています。
ぜひ札幌を訪れて北海道を感じてみてください!