旅行を思いっきり楽しむために!乗り物酔いのメカニズムと対策

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旅行を思いっきり楽しむために 乗り物酔いのメカニズムと対策

どこか遠くへ旅行する際は、車、電車、飛行機、船などに長時間乗らなければなりません。
移動の時間も楽しいものですが、乗り物酔いをしてしまうと楽しい気持ちも台無しになってしまいます。

同行者がいる場合は、迷惑をかけてしまうのではないか、気を遣わせてしまうのではないかと心配してしまいますよね。

本記事では、旅行を思いっきり楽しむために知っておきたい、乗り物酔いのメカニズムと対策について解説していきたいと思います。

旅行中の乗り物酔い

乗り物酔いとは、長時間乗り物に乗っていると、気分が悪くなったり、吐き気や腹痛を催したり、冷や汗をかいて頭痛やめまいを起こしたりする症状のことです。

旅行の際には特に長時間乗り物に乗って移動することが多く、乗り物酔いしやすくなります。
飛行機や船など、普段は乗る機会のない乗り物に乗ることも多いかと思いますので、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

不安もストレスもなく旅行を楽しむためにも、乗り物酔いの原因や予防策について知っておきたいところです。
ここからは、乗り物酔いのメカニズムや予防策について見ていきたいと思います。

乗り物酔いのメカニズム

まずは、乗り物酔いのメカニズムについて見ていきましょう。

乗り物酔いは、目、内耳、筋肉などから送られてくる情報が食い違い、脳に混乱をきたしてしまうことが主な原因です。

人間は内耳にある三半規管で揺れや加速などを感知しています。
乗り物に乗っている際は、自分で体を動かしているわけではなく、景色が車体の動きに合わせて大きく変わらない場合もあるので、三半規管からの情報との齟齬が生じ、脳が混乱して自律神経を乱してしまうのです。

この自律神経の乱れから生じるのが、頭痛、吐き気、めまい、腹痛などの乗り物酔いの症状。
大きな加速・減速などに伴う内耳への強い衝撃も、同様に乗り物酔いの原因に繋がります。

また、飛行機に乗る際に乗り物酔い以外にも気を付けておきたいのが、航空性中耳炎。

航空性中耳炎とは、飛行機に乗っている際に耳がキーンと痛くなったり、閉塞感を感じたりする症状のことです。
外耳と内耳を結ぶ耳管という器官があり、急激な気圧の変化によって閉じたままの状態になってしまい、鼓膜の外側と内側、つまり外耳と内耳で圧力に差が生じてしまいます。
このように外耳と内耳に圧力差が生じ、鼓膜がへこんでしまうことが航空性中耳炎の主な原因です。

耳管は通常閉じていますが、咀嚼や嚥下、あくび、鼻をかむなどすることにより開きます。
離陸時や着陸時など、気圧が大きく変わる際には、意識して飲み物や唾を飲み込んだりあくびをしたりすると航空性中耳炎になりにくくなるので、飛行機に乗る際はぜひ試してみてください。

航空性中耳炎は飛行機を降りると症状が治まることが多いですが、長引くようなら滲出性中耳炎を発症していることもあるので、違和感が継続する場合は病院を受診してみてください。

乗り物酔いを予防するには?

ここからは、乗り物酔いを未然に防ぐ方法について見ていきましょう。

体調を整える

睡眠不足や疲労などにより、普段乗り物酔いをしないという方も酔ってしまう場合があります。
旅行の前日や旅行中は、なるべく早寝早起きを心がけましょう。

食べすぎや空腹を避ける

食べすぎや空腹は吐き気や嘔吐の原因にもなります。
移動前は適度に何かお腹に入れておくと良いでしょう。
また、吐き気を催した際は我慢せずにエチケット袋などに吐いてしまう方が楽になれますよ。

リラックスする

不安や緊張など、精神的なストレスも自律神経に作用し、乗り物酔いの原因となります。
音楽を聴いたり遠くを見たりして、なるべくリラックスした状態で乗り物に乗りましょう。
おしゃべりをしたり、眠ってしまったりするのも効果的です。

スマホや読書は控える

スマートフォンの画面や本など、静止しているものを見続けることも乗り物酔いの大きな原因です。
下を向かず、車窓を眺めるなどすると良いでしょう。

衣服を緩める

ベルトなどの締め付けや、過度に着込むことも乗り物酔いの原因。
衣服を緩め、上着を脱ぐと良いでしょう。
リクライニングシートを倒して楽な体制を取るのもおすすめです。

窓を開ける

室温の上昇や、芳香剤などのにおいに酔うこともあります。
特に車では、日差しや暖房で車内が過度に暖まったり、芳香剤のにおいが強く感じてしまったりすることもあるので、窓を開けることができる場合は開けておきましょう。

酔い止めを飲む

どう対策しても毎回乗り物酔いが激しいという方は、酔い止めの薬を飲んでおきましょう。
薬を飲むことで安心感が得られるので、ストレスが軽減されるという意味でも乗り物酔いしにくくなります。

まとめ

乗り物酔いのメカニズムや対策について解説しました。

普段はあまり乗らない乗り物に長時間乗ることも多い旅行では、乗り物酔いしてしまうことも多いかと思います。

ちょっとしたポイントで緩和されることも多いので、ぜひこの記事を参考にして旅行を思いっきり楽しんでください!

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